【名探偵コナン】夢色traveler6

traveler273 ページ34

萩原｢まぁ、あんだけの事があったら疲労で爆睡しても仕方ないわな！！｣





昨日、結局面会終了時間まで松田と伊達は来ることなく、Aが目覚めることもなかった。



内心不安を抱えながら帰宅し、今日改めて会いに来たのだがドアを開けるなりいつもの感じで｢研二さん！！｣と笑ったAを見てとても安心した。



因みに他のメンツはまだ来てない。



まさかの一番乗りだ。





『看護師さんから聞いたよ。研二さんが面会終了時間までずっとそばにいてくれたこと。』





萩原｢俺、あの女の子から”Aを助けて”って言われた時、心臓止まるかと思ったんだよ！？その上意識失ってるA見てどうにかなるかと思った……。結局昨日は目を覚まさなかったし、今こうして会うまで不安で仕方なかったんだからな！！｣





『あー。どうやら私爆睡してたみたいで……。お恥ずかしい/////』





こうして冒頭に戻る。





萩原｢全治にどれくらいかかるって？｣





『どうしても骨折した腕が長くなるから全治3ヶ月ってところらしい。退院は負傷した頭と腹部の抜糸が済めば出来るらしいから約１週間。』





萩原｢そっか……本当に命に別状がなくて良かった……。｣





『ごめんね。これで心配かけたの2回目だね。』





萩原｢ここに来て厄介事に巻き込まれすぎじゃない？｣





『それは私も思ったけど、ここ米花町だよ？コナンくんいるんだよ？”本来ならこれくらい巻き込まれるのが正常なんだよ”って思った自分が怖かった。』





萩原｢自分で言うのかよ……。｣





ーAsideー

目が覚めたら真っ白な天井が目に入った。



気を失う前とあまりにも景色が違ったのでおもむろに体を起こせば先進に走る痛み。



おまけに片手は全く動かせないように固定されてるみたい。





『私……助かった？』





ポツリと静まり返った部屋に呟くと思ったより大きく聞こえた。



その時、部屋の扉が開いて、白衣の天使こと看護師さんが入ってきた。





看護師｢Aさん！！よかった。目、覚ましたんですね！｣





『えっと……あの、私。』





看護師｢あぁ、昨日”ショッピングモールの爆破事件に巻き込まれた”って、少し髪の長い警察官の付き添いで救急車で運ばれてきたのよ？｣





ってことは哀ちゃんがちゃんと助かって、大人の人を呼んできてくれたってことだよね？



それにしても少し髪の長い警察官……思い当たる人物が一人いるんだけど……まさかね？

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