【名探偵コナン】夢色traveler6

traveler268 ページ28

伊達｢見たことあるやつが知り合いと喋ってるなって思ってたらやっぱり坊主だったか。ほんと、よく巻き込まれるな……。｣





こっちはこっちで好きで巻き込まれてるんじゃないんだけどな……。





コナン｢安室さんと唯さんは？｣





伊達｢アイツらは公に捜査出来ないからな。本庁の方で裏で動いてくれてる。｣





コナン｢そっか。ねぇ伊達さん、松田さん、萩原さん、避難してくる人達の中に灰原とAさんいなかった！？｣





俺がそう聞くと3人の顔がみるみるうちに変わった。





伊達｢おい待て！！坊主今っ！！｣





松田｢あの中にAがいるのか！？｣





萩原｢一緒じゃないの！？｣





まったく動揺が隠しきれていない3人。



とりあえず俺は事の成り行きを全部話した。



大方話し終えた時、また避難者が続々と出てきた。



だが、その中に灰原とAさんの姿はない。



俺や伊達さん達が見逃しただけでもう外に出てきてるのか？



それともまだ中に？



できれば前者であって欲しい。

するとその中の職員1人が駆けつけた刑事さんにものすごい剣幕で話しかけていた。





職員｢実は3回目の爆発のせいで中にまだ2人程取り残されてるんです！！｣





刑事｢それ、本当ですか！？｣





職員｢はい！！場所は売り場の最上階ブランド売り場の階で、若い女性と小学生くらいの小さな女の子が！！｣





職員の人が話す人物像に心当たりがあった俺はその会話に割り込んだ。





コナン｢お姉さん！！小学生くらいの小さな女の子ってもしかしてこれくらいの髪の長さで茶髪じゃなかった！？｣





職員｢えぇ、そうよ。もしかして僕、知り合い！？｣





間違いねぇ……灰原だ。



そうすると若い女性は恐らくAさんの事だろう。



どうする！？



今から中に入るにも危険が伴う。



悶々と考えていると伊達さんの怒鳴る声が聞こえてきた。





伊達｢落ち着け！！気持ちはわかる！！心配なのはお前らだけじゃない！！｣





松田｢離せ伊達！！若い女性って多分Aの事だろ！？そうだよな！？坊主！！｣




今にも駆け出しそうな松田さんと萩原さん。



あまりの剣幕に声が出なくて代わりに一回首を縦に降った。





萩原｢伊達行かせろ！！中にいるのがAって分かったんだ！！こんな所でただ待ってるなんて出来ねぇ！！｣





伊達さんだけじゃ2人のことを抑えきれないと思ったその時、俺にとって救世主とも言える人が2人を抑える側に回った。

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