パーティー！（緑・紫） (ページ10)

今日:21 hit、昨日:3 hit、合計:28,037 hit

・ページ10

「信ちゃん何してるの？」
「おわっ！」
「はやくおいでよ、二人待ってる」

香奈が後ろにおった。
アカン妄想しとったのバレてないやろか。

「おー、行くわい」

意外とはやかったね、なんてふんわり笑う。

普段はけっこうピシッとしとる印象のが強いけど、たまにこうやってオーラが緩む時があって、
ほんまあかんねん。

「香奈、」

リビングに向かおうとする腕を引っ張って、驚いた唇にキスした。

「！？」

触れるだけのキスやけど。

「こんなとこで･･･」

こんなとこでもどんなとこでも、二人んなったらキスしたいやんけ。

「あいつらもお楽しみ中やわ、ちょっとくらいええやん」

「ん、、」

「久しぶりやもん香奈ちゃん味わえんの」

でもあんま深いのしてもーたバレるから、やめとこ。
可愛いんは俺だけの。
タツには見せたない。

「遅なってすまんな」

わざと足音たててリビング向かって。
ほれみろ、Aちゃんやって顔赤いわ。

「タツ、これ。」

焼酎のビンをわたす。

「ありがとなー、準備できてるし、はじめよか」