パーティー！（緑・紫） (ページ8)

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「そういや信ちゃんは？連絡きた？」

「さっき終わったみたいなので、向かってるかと。」

「意外とはやいやん。今日どこやったんかな、まあそのうち来るか。」

二人をリビングに案内して、座っててもらう。
けどまあ座ってられるわけないか。

『忠義くん、何か手伝う？』

キッチンにきて、
下から見上げてくるAが可愛すぎてそのままキスしたなるけど、
すぐそこに香奈ちゃんの視線感じるし。

「もう終わってんねん。
信ちゃん来るならグラス出しとこか。」

「大倉さん、デレデレですね。」

「せやねん。デレデレやねん。
ほんま香奈ちゃんと信ちゃんには感謝やなぁ、ありがとう」

「いいえ、みてて焦れったすぎて何回も村上さんと会議したんだから。はやくくっつけって」

そんな会話をちょい赤くなりながら聞いてるA。

「俺らは信ちゃんと香奈ちゃんの話聞きたいよなぁ？A、
ほんま信じられん、信ちゃんベタ惚れすぎて笑えるくらいやねんもん。」

「あはは、私も見てみたいそんな姿」

『村上さんが惚気るのとか、イメージなさすぎてわかんないね、どんなか。』

信ちゃんいないのをいいことに、アルコールなしに盛り上がってまう。

やってほんまに初めてやねん。
メンバーと彼女と家で飲むとか。
下半身なしに楽しめるとか。
いやお楽しみは期待しとるけどな？
こういう幸せもあるんやな。

テーブルにつまみやら出して二人に並べてもらって、
そんなんしてたら信ちゃんから電話。

エントランスついたらしいからオートロック開ける。
信ちゃん来んの久々やな、前に一回だけ酔っ払った俺を連れてきてくれたことある。

よく来るんは丸とヤス。
この前は信ちゃん家で思いっきり殴られた(過去の自分にやで)んやったな。
あん時を考えると今この状況って奇跡やん。

「お邪魔しますー、」
お、来た。

「信ちゃんおつかれー、あっちの部屋に荷物置いてきいな」

「あいあい」

『村上さん久しぶりに会うんだそういえば。』
「私もなんか久しぶりな気がする」
『えー。笑』