パーティー！（緑・紫） (ページ4)

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一時間の休憩なんて一瞬にして終わる。
歯みがきしてメイク直して、
疲れなんてお客様に見せてられない。
私がオーナーになって売上が落ちたとか言われたくないもん。

なにより、村上さんに見合う女でいたい。

ランチよりも混む、14時すぎから17時くらいを乗り切れば、あとはなんとかなる。

18時少し前にAちゃんがエスカレーターから降りてきた。

「おつかれ、もう少しで終わるから！」
『うん、急がなくて大丈夫だよ！』

「Aちゃん、お疲れ様。」

オーナーがAちゃんに声をかける。

『オーナー、お疲れ様です。
移動されるって聞いたんですけど･･･寂しくなりますね、、』

「そうなんだよ。赤坂のテレビ局あるじゃん？その近くの新店なんだ。よかったら香奈ちゃんと顔出しに来てよ」

『へぇ、すごいとこですね、是非！』

そう。問題は新店の場所なのよ･･･
Aちゃんも、やば、みたいなのがちょっと出てた。笑

「オーナーの新店に負けないくらいここも売上伸ばしてみせますからねっ！」

話そらしたくて意気込んでみたら、
近くのテーブル席にいた常連のご年配のお客様が「あら、いなくなっちゃうの？」とオーナーと話始めた。

華麗にフェードアウトして。

バイト君にあとは任せて、仕事終えた。