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────これから君はどこへ進むんだい シーラカンス──
俺を、見るな。
フロアは暗く、ピンスポだけがアイツだけを照らし出している。
ジャケットか。
アコギだけのアレンジにするのむずいやろ、この曲。
やのにもうそんなことは気にならんほどに聞き入ってしまう。
叩くように弾きながら、躍り狂うみたいな、
そのまま手紙にいってくれと淡い期待を抱いてしまう。
もはやお前のオリジナルやな、、
───静かに満ちてくる 波のつづれ織り 何度も泣かせたね ごめん──
先輩の曲やん。
女のボーカルやと聴こえ方こんな変わるんやな。
薄荷の匂いの運命の人か。
・・・アイツやったらアルコールのにおいやんけ。
───夕陽のなか めぐりあえば あなたはわたしを 抱くかしら───
なんの曲やろか。
切ない、この歌い方は、どういうことやろ。
あとで、聞こう、、
『最後の曲です、
カホン、ショーゴ。
ボーカルAでした。
ありがとう。』
一層おおきな拍手や楽器の音が鳴って、
それも静かになって。
───何か企んでる顔 最後の花火が消えた瞬間 浜には二人だけだからって──
「サマーヌード・・・」
知ってるけど原曲と全然ちゃうやん、アイツのアレンジか、?
歌詞が自動再生される
脳裏にはどこかの夜の海にいるアイツのTシャツがはためいて
得体の知れないアイツがこの曲の主人公そのものすぎて怖い。
どこからくるん、その憑依型の表現力は。
────心のすれ違う時でさえも 包むように───
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アイハ(プロフ) - 8七色8さん» はじめまして、七色さま!コメントありがとうございます!とっても嬉しいです♪またこの2人はこの先ちょっと出てくることがありますので(まだアップは先になりそうですが…)お楽しみいただけたら嬉しいです! (2020年10月4日 21時) (レス) id: 6e77fc1940 (このIDを非表示/違反報告)
8七色8(プロフ) - 面白かったです、続きが読みなくなるくらい (2020年10月4日 17時) (レス) id: aedfceb73f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイハ | 作成日時:2020年7月20日 21時