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よく見慣れた風景が近付いてくる
皇居の門をくぐると向かったのは私の部屋では無かった
向かったのはいつもの私たちの場所
馬をとめ2人ともおりても大倉は喋らない
「…大倉」
意を決して喋りかけると同時に大倉に抱きしめられた
大「あんな馬鹿なマネはせんといてください」
キツく締められた腕
細い声
木々のざわめきが大きく聞こえる
「ごめんなさい、許せなくて」
大「私がいます。A様があんな危険な事をしなくても私が」
珍しく私の名前を呼んだ
心臓がむずむずする
大「アイツらに触れられたのはどこですか、こっちの頬ですか？それ以外は」
「左の頬を…」
大「…ここですか」
大倉の指先が優しく頬に触れる
こちょばしくて
「…唇も、少し」
大倉の指が少し跳ねた
一瞬動きをとめると、躊躇いがちに動き始める
大「…ここですね」
指で場所を確認すると
顔が近づいてくる
何するの
動けなかった
むしろ私の体はそれを受け止めようともしている
あともう少し
唇がぶつかりそうな距離で止まった
大「…申し訳ありません。ご無礼を。部屋に戻りましょうか」
心臓がうるさい
大倉が触れた部分に心臓が移動したかのように脈打つのを感じる
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温田(プロフ) - まるこさん» まるこさん、いつもありがとうございます(T_T)実は私もあまり得意ではない転生モノなので…ガチガチにならないようには気をつけてます！笑 ゆっくりやらせて頂きますが、今回もどうぞよろしくお願いします！ (2021年10月14日 18時) (
レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 転生モノ、アレ？私ついていけるのか？？と最初思ってましたが、読み進めていくうちにどっぷりハマっていました笑 早く更新されないかワクワクしています😊❤️温田さんの作品、ほんとに楽しすぎます🙌🙌 (2021年10月14日 0時) (レス) @page41 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2021年9月11日 1時
