六十二 ページ12
「ああ、少量で頼む。少し食欲がない。」
燭台切「了解！作ってくるね。主くんは鶴さんと話してて！」
話……はなし……特に話すことなどないのだが……
あ
「そういえば襲撃はあったのか？随分と部屋が綺麗だが。」
周りを見渡せば霞んではいるが、傷一つついていない壁が見える
もう少しボロボロかおれが首飛ばされるかのどちらかだと思っていたんだが、
今剣殿がなにかしたのだろうか？
それとも見せしめにするため生かしたか……
鶴丸「あーその事なんだが、来たには来たんだが君の周りに
結界が張ってあってだな、傷一つつかなかったらしい。」
結界が？……張った覚えはないのだが？
思考をめぐらせ考えてみるが思い当たる節がない。
それよりも上にいる者が気になる。なんだ、おれは上から狙われやすいのか？
誰だろうか？あったことの無い気配だな。
前の本丸にはいただろうか？
…………まずい、この瘴気……闇落ちか……。
道理で気配が混じって分からないわけだ。潜めているということは恐らく短刀か脇差。
鶴丸国永殿はまだ気付いていない。
「鶴丸国永殿。少し散歩に行かないか。体を慣らしたい。」
鶴丸「おう、いいぞ。あとその鶴丸国永殿ってのやめてくれ。
鶴丸とか鶴でいい。」
「ああ、了解した。」
鶴丸殿はやはり気付いていないようだ
少し出ていてもらおう。上手くやれるといいのだが、
先に部屋を出た鶴丸殿の背中を押す。その瞬間背後に何者かが降りてくる気配がした。
来たか。素早く障子を閉め〔縛〕と〔寂〕を施す。
一瞬鶴丸殿の驚いた顔と焦った顔が見えたが気にしない。
おや、おれもないでは無いか。どうしたことか、素手でやろうか。
痛いのは慣れているとはいえ一応苦手なんだがな……
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翔(プロフ) - 安仙任さん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2021年2月12日 20時) (
レス) id: e634417883 (このIDを非表示/違反報告)
安仙任(プロフ) - とても面白いです！続きを楽しみにしてます！これからも頑張ってください(^^） (2021年2月12日 19時) (レス) id: 80f06437e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱﾊﾟｰ | 作成日時：2021年1月28日 18時
