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34話 ページ38

「お疲れ様でしたー」


ライブを終えた私はステージから降り、スタッフさんたちに挨拶をして回る。



「るりちゃーん!おつかれー!!」


名前を呼ばれ振り返ると、立っていたのは私が声をかけた歌い手仲間のみんな。


「96ちゃん、まっふ、そらるさん、さかたん!」



「るりちゃんのステージすごかったよ!風船とシャボン玉一緒に舞うやつ、あれ好き!」


「俺、あのRPG風のOP好きだわ。」



興奮気味の96ちゃんに対し、いつもの落ち着いた雰囲気でステージの感想を述べるそらるさん。


普段一緒にいる人たちにライブの感想をもらうのは、嬉しいけれどなんだか少し照れくさい。





「ほんとすごかったわぁ〜。うらさんも来れればよかったのになぁ」



そう零すさかたん。

うらたんも誘ったのだが、あいにく彼は仕事で来れないらしい。


「そうだね。るりちゃんは元々すごい人だと思ってたけど、今日は特に。

まさか、最後の最後に天月くんの『Hello, My story』持ってくるなんて。
今まで絶対僕らと公の場で絡まなかったるりちゃんが。」



まっふがそう褒めてくれる。

同じ歌い手仲間でもこれだけ驚いてくれたのだから、リスナーさんたちからの反響も大きいだろう。



「みんなありがと〜!
あれ、そういえば天月くんは?」



1番お礼を言わなきゃいけない人物の姿が見当たらない。




「天月くんならFischer'sの皆さんの所にいるよ。モトキさんと話してた。」



「えっ、モトキくんと!?」




まっふの口から出た、天月くんの居場所が予想の斜め上すぎて思わず声が出た。



なんで、天月くんとモトキくんが…!?




「私ちょっと行ってくるね!」


「え、ちょ、るりちゃん!?」



みんなが私を呼ぶ声を振り切ってモトキくんたちを探しにいく。



2人には、伝えなきゃ。

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設定タグ:Fischer's , モトキ , フィッシャーズ   
作品ジャンル:恋愛
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もきたん - 星の数が足りない〜ポチポチポチポチ (2020年9月13日 10時) (レス) id: 0ceb3868db (このIDを非表示/違反報告)
ゆきだるま(プロフ) - LINEのところの吹き出しってどうやりますか?私も登校しているのですが、やり方が分からなくて…教えてください!この作品大好きです! (2019年10月25日 20時) (レス) id: bda2441edd (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 一気読みてしまいました…笑素晴らしいお話でした!!!天月くん視点の話も見てみたいです! (2019年9月25日 20時) (レス) id: 4a658d8cff (このIDを非表示/違反報告)
ここぐみ - 付き合ってからの二人が気になる! (2019年9月6日 19時) (レス) id: 08670c7dca (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 付き合ってからの2人、気になります!お時間があれば、ぜひ作ってください(´∀`)次回作も楽しみにしてます(*^^*) (2019年9月3日 21時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:來(らい) | 作成日時:2019年8月13日 2時

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