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カツン、とその靴の音だけが響く。
顔も分からないような部屋、灰原の肩に手を置き俺は口が開かれるのを待っていた。
「随分と無様な姿になったな、月雨。」
『うるせぇな、そんな無様な俺に何の用だよ。』
「口の利き方には気を付けろ、お前の首はワシらの手にあるのだ。」
『頭大丈夫そ?俺の首は俺のもんだ、手の中にあろうがなんだろうが奪い取ればいい話だろ?』
すぐさま飛んできたナイフを呪具で弾けば、舌打ちが聞こえた。
舌打ちしてぇのはこっちだっての…。
『んでなんだよクソじじぃ共、俺も暇じゃないんだけど。』
「お前に用は差程無い、用があるのはそっちの若者だ。」
灰原「えっ僕?」
「未来ある月雨に庇わせ、足を無くさせたそうじゃないか。」
あぁそーゆーことね、完全に把握した。
コイツら、最初から灰原を狙う気だったのか。
考え事で聞いてもいなかった戯言に灰原はフラフラと流されていた。
灰原「Aせんぱ、僕、なんてこと…ごめんなさ、」
『灰原、落ち着け。お前は俺の大切な後輩だ、アイツらの言うことなんて聞いちゃダメだ。』
灰原の頬を挟み、額同士をくっつけ落ち着かせるようにそう言うと灰原はカクンと気絶した。
灰原ってホント俺のこと好きだよな…五条もだけど。
『さて、
後輩も寝た事だし殺し合いでもするか?』
俺の足元はパキパキと音を鳴らし凍っていた。
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夜々式(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!ご期待に応えられるよう、更新頑張ります! (2021年2月9日 22時) (レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
あ - これからも頑張って下さい!! (2021年2月9日 22時) (レス) id: f131e78a97 (このIDを非表示/違反報告)
夜々式(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます!修正致しました!<(_ _)> (2021年2月9日 18時) (レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
あ - ページでいえば28のところ、ナナミの台詞の名前の表記灰原になってますよー (2021年2月9日 18時) (レス) id: f131e78a97 (このIDを非表示/違反報告)
夜々式(プロフ) - ta0628tm0105さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!<(_ _)> (2021年2月4日 19時) (レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜々式 | 作成日時:2021年1月23日 2時