4＿ ページ5
灰原｢だって、あの時僕がしっかりしていれば…！｣
ボロボロと灰原の瞳から零れ落ちる涙は、どんどんと下に水溜まりを作っている。
『お前は悪くねーよ、俺の最善の行動だった。』
灰原｢ゔぅ…。｣
灰原の頭をヨシヨシと、今度は優しく撫でれば鼻を啜って落ち着いたようだ。
泣き止むのはえぇなおい。
灰原｢でも、A先輩あの時泣きそうな顔してたから…。｣
『マジ？』
灰原｢まじです。｣
『多分痛過ぎたんだよ、足が無くなったショックじゃねぇ。』
灰原｢ホントですか？｣
『ほんとだよ、疑うところ絶対違うだろ。』
ほんとはショックもあったけど、痛みのが強かった。
壁と灰原の肩を使って立てば灰原も慌てて立つ。
やっぱ足が無いって慣れないな。
灰原｢あっ、で、その困ったってのは！？｣
『あぁ、リハビリ付き合ってくれよ。』
灰原｢歩くリハビリですね！｣
『違うけど。』
灰原｢え？｣
『え、だから稽古のリハビリ。』
灰原｢…A先輩熱でもあります？｣
『くそ失礼だな、七海の受け継ぎか？』
七海｢しれっと私を巻き込むの辞めてもらっていいですか？｣
灰原が七海に驚く。
因みに灰原が泣き止んだ辺りから居た、七海も心配だったんだろうな。
『よーし、じゃあ2人共稽古行くぞ！』
灰原｢あっ、A先輩！｣
七海｢灰原君、ああ言ったら聞きませんよ。｣
灰原｢えぇ…。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜々式(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！ご期待に応えられるよう、更新頑張ります！ (2021年2月9日 22時) (
レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
あ - これからも頑張って下さい！！ (2021年2月9日 22時) (レス) id: f131e78a97 (このIDを非表示/違反報告)
夜々式(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました！＜(_ _)＞ (2021年2月9日 18時) (レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
あ - ページでいえば28のところ、ナナミの台詞の名前の表記灰原になってますよー (2021年2月9日 18時) (レス) id: f131e78a97 (このIDを非表示/違反報告)
夜々式(プロフ) - ta0628tm0105さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！＜(_ _)＞ (2021年2月4日 19時) (レス) id: 3c8797ae1b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜々式 | 作成日時：2021年1月23日 2時
