体調が不良気味のようです【QK】-11-

体調不良 / sgi -恭さんリク- ページ7

ピピピピッ


朝起きた時に、何となく体が怠く感じて


オフィスに行く準備が終わってから熱を計ってみると


須貝｢37度4分か……。微妙だな｣


どちらかと言うと所謂微熱だし、かと言って辛くない訳じゃないし。


出社して、誰かに予め言っておくっていうのが得策だな。


俺は家を出て、何時もよりゆっくりめに歩いた。



ガチャッ


須貝｢おはようございます｣


山本｢おはようございます！｣


河村｢おはようございます｣


あれ？


今日来る予定の人数より少ない。


須貝｢福良と伊沢とこうちゃんは？｣


山本｢こうちゃんが、熱があるのに無理に出勤してきたらしくて。38度もあったんで仮眠室で看病をしているんです。今は福良さんと伊沢さんが看てくれています｣


まじか……こうちゃんも熱が。


しかも、俺より高い。


ここで｢俺も｣なんて言えない。


須貝｢そっか……こうちゃん大丈夫かな｣


河村｢福良と伊沢がいるんで大丈夫だとは思いますけど、交代で看ることになったんで次、僕と山本で行きますね｣


須貝｢分かった｣


みんなにバレないようにしないとな。


それから2時間くらいして、2人が仮眠室に向かった。


須貝｢ゲホッ、ゲホッ｣


誰も居ないうちに咳をしておく。


福良｢こうちゃん、けっこうしんどそうだったね｣


伊沢｢そうですね。取り敢えず今はあの2人に任せて、俺たちはこっちに集中しましょう｣


こうちゃんしんどそうなのか……。


やっぱり、俺も熱があるなんて言える雰囲気じゃないな。


後ろに向けていた体をパソコンに向け、作業を始めようとしたその時


伊沢｢須貝さん？｣


須貝｢……何？｣


名前を呼ばれていることは分かるんだけど、少しだけ返事が遅れてしまった。


福良｢顔赤いですけど、もしかして……熱ありますか？｣


あの一瞬でバレたの？


伊沢｢熱がある状態で仕事をしても良いことないですよ｣


俺もそう思う。


でも、こうちゃんの看病をしている状況なのに自分までなんて


そんな迷惑かけられない。


須貝｢いや、俺は大丈夫だからさ｣


福良｢大丈夫じゃないですよ！今無理して悪化したらどうするんですか？｣


2人は断固として折れる気はないらしい。


須貝｢分かったから……そんな怖い顔するなって｣


迷惑かけたくないのに。

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