インフルエンザ / fkr -surer13さんリク- ページ30
福良「ゲホッゲホッ……」
頭がボーッとするし、咳も出る。
この症状は昨日からで、あまりに体が重いから熱を測ると、38度5分もあった。
流石に可笑しいと思って、QuizKnockのグループには休むと連絡し、すぐに病院へ行く支度を始めた。
すると身体を動かす度に節々が痛くて、嫌な予感がした。
最近流行っているからな……。
病院に行って検査をしてもらうと、案の定と言っていいのか分からないけれど陽性だった。
家に帰って、また布団に戻りながら再びQuizKnockのグループを開く。
陽性だったことを送って、身体の浮遊感と重みという矛盾からくる気持ち悪さや怠さと戦った。
そして今日、当然休むしかなくてベッドの中で重い体で寝返りを打つ。
福良「あ……」
あの動画の編集のチェック、まだ終わってない。
あれ、再来週辺りに出そうと思っていたのにこれはやばい。
インフルエンザだとか体が重すぎてしんどいとかそんなこと言っている場合じゃない。
俺はベッドからノロノロと出ると、ベッドの隣にある椅子に座り、目の前のパソコンを開いた。
ブルーライトがきつい。
体の怠さの方にばかり意識が向いてしまって、動画のチェックに集中出来ない。
福良「はあ、はあ……」
熱がまだ高いのか、息が荒くなる。
そんな時、ピーンポーンとインターホンが鳴った。
福良「誰だろ……」
ゆっくりと玄関まで行き、ドアを開けると
伊沢「あ、福良さん、寝てないとダメじゃないですか!」
伊沢がインターホン鳴らしたんじゃん。
俺が開けないで誰が開けるの。
福良「どうしたの……?」
伊沢「どうしたのって、看病しに来たんですよ」
福良「そんなの良いのに……」
伊沢「熱が高くて何も出来ないんじゃないかなと思って。2日目なんてまだ39度近く熱があるじゃないですか」
確かにそうだけど……。
伊沢「それに、俺はもうインフルエンザになったんで抗体もありますし、看病をする人間としては打って付けじゃないですか」
そういえば、伊沢は2週間前にインフルエンザになっていたな。
完全に忘れていたけど。
伊沢「さ、まだ熱も高いんですし寝ましょう」
そう言いながら伊沢は、俺を寝室まで誘導した。
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凛花(プロフ) - ゆあるさん» いえいえ、早めに教えて下さったので修正出来ました!こちらこそいつも読んで下さりありがとうございます(*^^*) (2021年4月4日 11時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ゆある(プロフ) - 素早い修正ありがとうございます。これからもこの作品を楽しみにしています。 (2021年4月4日 10時) (レス) id: b5adb7b493 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ゆあるさん» すみません、今修正させて頂きましたので、12の方へ飛べると思います!教えて下さりありがとうございました! (2021年4月4日 10時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ゆある(プロフ) - すみません。リンクが体調が不良気味のようです【QK】12に繋がらないのですが、どうすれば良いですか? (2021年4月4日 10時) (レス) id: b5adb7b493 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ルルさん» なるべくこれからも週1ペースは守ろうと思っていますので、たまにめちゃくちゃあいた時は、ゆっくりとお待ち頂けると嬉しいです。暖かいお言葉を下さり、ありがとうございます(*^^*) (2021年4月2日 5時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛花 | 作成日時:2021年1月10日 21時