体調が不良気味のようです【QK】-9-

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アイスの量も半分になった頃


河村｢待って、俺まじでもう無理｣


そもそも冷たいものをそんなに食べられないという河村さんが3本でギブアップした。


無理はさせられないから、みんな快諾した。


川上さんとこうちゃんと福良さんは5本でギブアップ。


渡辺｢これがオレンジ味のアイスキャンディーとかならもっと食べられたんだけどな〜｣


須貝｢嘘つけ｣



僕と伊沢さんと須貝さんの3人になったけど


須貝｢ごめん。もう無理｣


須貝さんは7本でギブアップ。


須貝さんは｢ごめん｣って言っているけど、いや7本ってめっちゃ凄い量よ？



渡辺｢もうすぐなくなりそう！｣


残りはまだ袋に包まれた3本のアイスと、僕の手にある食べかけのアイスのみ。


あ、伊沢さんが1本取った。


これで残りは2本。


川上｢2人は今何本目ですか？｣


伊沢｢俺、これで7本目｣


山本｢僕もです！｣


このまま溶けても再び凍らせることが出来ないから、喋りながらも必死に食べる。



伊沢｢ラスト1口！｣


福良｢おぉっ！｣


伊沢さんが最後のアイスを口に入れて、無事に完食。


撮影もそのまま終わった。



空だったビニール袋は、アイスの空き箱と空き袋で一杯になっていた。


ゴミを片付けて、執務室に戻る。


数十分後には、またいつも通りの執務室の光景になっていた。



みんなが記事や編集で指を動かしている時、僕の体に少しずつ異変が。


山本｢っ……｣


執務室に戻ってきた辺りから感じていたお腹の痛み。


そのうち治るだろと仕事に意識を向けていたら、僕の考えの逆をついてきた。


この腹痛の理由は自明で、どう考えても1時間くらい前のアイスの大食い。


やばっ……。


パソコンから目線をズラしたら、ふと伊沢さんが目に入って


何か、様子が可笑しい。


如何にも体調悪いですって顔してる。


これは……もしかして？


伊沢さんがお前も？って顔でこっちを見てくる。


ていうか、今なら伊沢さんの思っていること何でも分かりそう。



本気でやばい……。


伊沢さんも同じ状況だと分かって、頑張って耐えていたけどそろそろ限界。


しかも、伊沢さんは数分前にトイレに駆け込んで行って


余計に言い出しづらい……。


須貝｢山本、どうした？｣


僕の異変を察知したのか、須貝さんが声をかけてくれた。


チャンスだ。


山本｢痛い、です……｣


須貝｢痛いって、山本も？｣


須貝さんの問いに僕は頷いた。

3 ＆ 作者の雑談→←腹痛 / izw&ymmt -わらびさんリク-

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