体調が不良気味のようです【QK】-9-

パニック障害 / wtnb -みーさんリク- ページ33

俺、どうしたいんだろ？


オフィスと家を往復するだけの毎日。


公共交通機関‪も使わずに歩いて、いい運動だとか何とか思う暇もなく、何かに怯える日々。



3週間前、本当に急だった。


何の前触れもなく恐怖に襲われた。


このまま死ぬんじゃないかっていう何の根拠もない怖さが襲いかかってきて


無性にどこかへ逃げたくなった。


渡辺｢はぁ、はぁ、はぁ……！｣


最悪なことにそれは電車に乗っている時で、薄らと見えた色んな人の目が冷たくて。


ここから早く消えたいって本気で思った。


買い物に行こうとしていたことなんて完全に忘れて、停車した瞬間に急いで降りた。



ベンチに座ること10分。


さっきまでの恐怖が嘘だったかのように消えていった。


でも、もう一度電車に乗るのは怖くて


俺はそのまま駅を出た。


疲れているのか？


今日が休みで良かったと思った。


何に恐怖を抱いたのか、なぜそう思ったのかなんて検討もつかなくて


別にあの時、誰かに何かをされた訳でも言われた訳でもないのに


このまま死んでしまうんじゃないかと何故か本気で思っていた。



近くで買い物をしている間も、歩いて帰っている間も何も起こらなくて


渡辺｢あれは何だったんだ……？｣


ただならない恐怖だけが、感覚として俺の中に残っていた。


YouTubeを見たり記事を書いたりしていたらもうすっかり夜で、忘れ始めていた。


なのに、布団に入ろうとしたその時


渡辺｢ぅ、はぁ、はぁ……！｣


急に目眩がして、思わずその場にしゃがみ込んだ。


渡辺｢はぁ、はぁ、苦し……い！｣


どうしようもない窒息感に、今度こそ死ぬんじゃないかと怖くなる。


20分後にはすっかりと止まったそれは、身体に恐怖と不安を残した。

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