25日目○ ページ27
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『A：竜胆くん、今会えますか』
とうぶん連絡を取っていなかったAから。
なんで敬語なのかわかんねぇけど、重大な話だっつーのは分かる。
もしかしたらこれっきり、もう連絡取りたくないって言われるかもしれねぇ。
もう二度と会いたくないって言われるかもしれねぇ。
そう思うと、会いたくないけど…。
｢竜胆：会える｣
そう送って、今どこにいるかも教えた。
本当にAが来るのか保証はないけど、賭けてみた。
ずるいって思われるかもしれねぇが…これが俺のやり方。
『竜胆くんっ…！！』
でもこれで、大切なもん失わなくて済むから。
竜｢…おう、どうした？｣
心臓がバクバクする。
何言われんだろうとか、昔っから来る者拒まず去るもの追わず主義だったくせに、
一人の女失うかもしれねぇって不安に押し潰されそうになってる。
『私っ…竜胆くんに、っ酷いことした…！』
竜｢え、…なんもしてねぇよAは｣
『私…！謝りたくて、それと…気持ち伝えたくて来たの！』
竜｢気持ち…｣
謝罪と気持ちを伝えに…。
ダメだな。気持ちの方しか気にならなくなってる。
『私、あの時酷いことしたって思って…竜胆くんは何もしてないのに、私の勝手な行動で…失いたくない、大切な人、自分の手で傷つけて…本当にごめんなさい…』
竜｢あ、いや…あれはしょうがねぇだろ？襲われる寸前だったし、怖かったのも分かるわ。謝ることねぇよ。｣
『っ…お願い…離れてかないで欲しい。』
竜｢なっ…俺はそんなことで離れたりしねぇよ。｣
可愛さで一回悶えそうになったが耐えた。
離れてかないで欲しいなんて、どこで覚えたんだよこいつ…。
『それと、気持ち…のこと。』
竜｢っ、おう。｣
『私っ…まだ、竜胆くんのこと好きだから！だから、まだ1年待ってて…欲しい。』
竜｢…は〜…焦ったわ…｣
『え？』
竜｢まじでフラれるんじゃねぇかって気が気じゃなかった…｣
『ご、ごめんね…！それで、返＿わっ』
今だけは感情のままに動いていいだろうと思い、抱きしめた。
竜｢これが答えだ、A。…断らねぇ以外の選択肢なんてねぇ。｣
『ふふ…よかった。ありがとう竜胆くん』
Aは俺の背中に腕を回してきた。
ドクンドクンとなる心臓。
目の前にある愛しくて暖かい存在。
まだ、待っていられる。
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ナナマカロン(プロフ) - 良かったです笑ありがとうございます！好き!?笑ありがとうございます(泣 (2021年6月1日 22時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いやいや！全然おかしくないです！！むしろ好きです！！ (2021年6月1日 19時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - ゆんゆんさん» わ！ありがとうございます！笑最初やっぱりおかしいかななんて思ってたんですけど…、よかったです笑頑張ります！ (2021年6月1日 18時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 灰谷兄弟大好きです！！とくに竜胆！更新楽しみにしてますね！頑張ってください！ (2021年6月1日 7時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年5月13日 22時
