2日目● ページ3
美音「何してんのA!!」
『っ…ぁ、』
晴「逃げないと!ねえ!!」
「お前、逃げなくていいのか」
声が出ない私の目の前に、眼鏡をかけたヤンキーが声をかけてきた。
後ろにいる2人が声にならない悲鳴を上げているのが分かる。
私だって、逃げなきゃって思ってるよ。でも、でも…足が動かないんだもん。
「なあ」
『は、はい』
「お前の1年間、俺に貸してくんね?」
『…っえ、』
「惚れたから」
「『はっ、はぁぁぁぁぁ!!!!!?!?!?』」
今目の前にいる人と一緒にバイクに乗っていたボス的な人と私の声が被った。
「うっせ、」と耳に手を突っ込んでなんでもないように言うこの人。
い、いやまずあなたが先にそんなこと言ったんじゃん!
『申し訳ありませんが、ヤンキーとあ、遊ぶなんて絶対にしません!からかってるなら今すぐここから出てってください!まず何しにここへ来たんですか!』
美音「A…よくやったと言いたいけど大丈夫なのか…」
『え、言ったよね?よく言ったよね?偉いよね…?』
晴「偉いは偉いよ?だけどさ、目の前の人の顔えげつないんだけど」
『え?…ひいっ!!』
物凄く怖い顔をして私の顔を見ている…!
「…俺の顔、そんな嘘ついてるように見えるわけ?」
『や、ヤンキーにはそんな感じのイメージしかつかないんですっ!い、いい加減帰ってくださいっ!』
怯えながら、あと顔を赤くしながら目を瞑って叫んだ。
だって…仮にも告白されてるんだよ?
自分が相手のことを好きじゃなくても、ちょっと緊張しちゃうじゃん。
何も言わないこの人を不思議に感じて薄ら目を開くと、目を見開いた顔があった。
てか、この人初めてこんな近くで見たけど、結構顔整って__…
「好き」
『えっ、』
「好きだから付き合って」
『えっ?え、あの、』
両手首を掴まれ愛おしそうに見る瞳と目が合い、何回も告白される。
人間、そんなに何回も告白される耐性なんて付かないから私の精神がもたない。
そんな、瞳で、見ないで……!
『〜〜〜っ、ごめんなさい!!』
「えっ、」
『恥ずかしいですーーー!!!!』
友達2人の手首を急いで掴んで教室に向かう。
美音「A、顔真っk…」
『ぅぅぅぅうるさいっ!!/////』
晴「意識…しちゃったね?笑」
『晴もうるさい!/////辞めて!』
でも、あの瞳、凄く…綺麗だったな…。
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ナナマカロン(プロフ) - 良かったです笑ありがとうございます!好き!?笑ありがとうございます(泣 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いやいや!全然おかしくないです!!むしろ好きです!! (2021年6月1日 19時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - ゆんゆんさん» わ!ありがとうございます!笑最初やっぱりおかしいかななんて思ってたんですけど…、よかったです笑頑張ります! (2021年6月1日 18時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 灰谷兄弟大好きです!!とくに竜胆!更新楽しみにしてますね!頑張ってください! (2021年6月1日 7時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナマカロン | 作成日時:2021年5月13日 22時