10日目● ページ12
多分、私は徐々に竜胆くんに惹かれてる気がする。
…私からキスなんてもう答え出てるじゃん。
一緒に居て、胸がドキドキするのも、私を見て優しく目を細めて笑ってくれるのも、全部、
＿＿＿＿＿．．．全部……、
私にだけ、なら。
どれほど…良いだろうって。
多分、笑顔を見せてる女の子なんて星の数ほどいるだろうし、年上のスタイルが良いお姉さんだって。竜胆くんの顔なら誰だって墜とせる。
でも、…私にだけ、誰にも見せない顔を見せて欲しいって思って。
…叶うわけ、ないかな…。
あの時みたいに、
なっちゃうのかな。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿．．．．．．．．
『私ね、…好きになった人がいて』
琉｢っえ！だれだれ！Aの好きな人なんて凄く気になる｣
『○○…くんって人、』
琉｢へぇ〜、そっか、頑張ってね！｣
『うん…！ありがとう琉娘』
琉｢いーよいーよ〜！恋バナ好きだし｣
琉娘は私の小学校からの友達。
家も隣で、所謂幼馴染って言うのかもしれないけど、幼馴染ではない。
私は当時、琉娘の事はなんでも話せるし、優しいし口堅いし、物凄く良い子だなって思ってた。
サバサバした性格で、気分によってちょっと機嫌が変わっちゃったりするけど、そんな所も含めて、好きだったりする。
だから、こんな性格をした琉娘が、もしかしたら私のことを裏切ったりするのかもしれない、なんて思えるはずなくて。
琉｢ねぇちょっと、○○くんの教室行ってみよ！気になるんだけど！｣
『好きになっちゃダメだよ!?』
琉｢へーきだって！私今恋愛はAので充分なんだから｣
『琉娘〜！』
琉｢はいはい！行くよ笑｣
琉娘の提案で、まあほぼ無理矢理だけど○○くんの教室に行くことになった。
実際そんなに遠くなくて、移動距離も短くて済んだ。
『はい着いた。見える？琉娘、1番奥の窓際の前から3番目の席の人だよ』
琉｢ん！見えた見えた！…へぇ〜、なかなかいい人そうじゃん？笑どう進展してくのか凄い気になるわ〜｣
『辞めてよ観察は！』
琉｢ごめんって〜笑｣
も〜…って、照れながら戻ろ、って言ったあと、琉娘はうん！って頷いてた。
○○くんが見れて上機嫌だった私は、琉娘が呟いたこの一言に気づけなかった。
琉｢……進展なんて、させないし｣
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ナナマカロン(プロフ) - 良かったです笑ありがとうございます！好き!?笑ありがとうございます(泣 (2021年6月1日 22時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いやいや！全然おかしくないです！！むしろ好きです！！ (2021年6月1日 19時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - ゆんゆんさん» わ！ありがとうございます！笑最初やっぱりおかしいかななんて思ってたんですけど…、よかったです笑頑張ります！ (2021年6月1日 18時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 灰谷兄弟大好きです！！とくに竜胆！更新楽しみにしてますね！頑張ってください！ (2021年6月1日 7時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年5月13日 22時
