貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ8)

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『優太、部屋の外にいる看護師呼んできて』

優「分かった！、」

『玄樹くん～大丈夫だよ～？』

玄「嫌だ嫌だっ！！怖いっ！！」

『ここにいるのは、平野紫耀くん、髙橋海人くん、永瀬廉くん、神宮寺勇太くんだよー？』

そう言うと、玄樹は少しずつ静かになっていった。

凄い…

最近近くにいすぎて分からんかったけど、やっぱりAってすごいねんな…

優「A！呼んできた！」

岸くんもう焦りすぎて呼び捨てになっとる…

なんて言ってる場合やない

「先生！睡眠薬です。一番強い」

『…これで眠れなかったら、麻酔ね。』

麻酔…？？

『玄樹くん？これ吸って～』

玄「…ｽｩｩ、ｽｩｩ、ｽｩｩ…」

玄樹は眠りについた。

『…はぁ…』

Aめっちゃ疲れとらん…？

「A…ありがと。大丈夫？」

『…ありがと、大丈夫だよ。あ、そうだ。お礼言わなくちゃ』

『もう少しいてあげて？お願い』

そう言ってAは病室を出ていった。

紫「…Aさんって、凄いねんな。」

海「あんなAちゃん俺、初めて見た…」

優「…なんか、

いつもと雰囲気違かったよな」

そんな風にぽつりぽつりと言葉を紡いでいく俺達

その横では、何も無かったかのように、玄樹が眠っていた。

俺らのことを、夕日が寂しく照らしていた。

Aside

『あ、兄さん？マスコミありがとう…』

真「ほんっと、有り得ねーよな？病人いるのにマスコミとか、頭ｲｯﾁｬｯﾃﾙんじゃねーの？」

『まぁ、確かにね…笑』

「で、玄樹くんってのは大丈夫か？」

『うん。何とか睡眠薬で寝かせた。でも、一番強い奴じゃないとねれなくなった…』

「…そうか。今日帰ってくるか？」

『うん。一応。兄さんは？』

「俺は一応今日は家にいるけど、明日の朝はもういねーな」

『そっか。じゃあもうちょっとで帰るね。』

「おう。おつかれ。」

そう言って私は電話を切った。

はぁ…今日は色々とありすぎた。

早く帰ろ。

そう思って、病室に戻った。しかし、何故か妙に静かなのだ。

まさか…！

そう思って開けてみたら案の定

『寝てる…』

全員寝てました()

『…泊めるかぁ、うちに。明日の朝、兄さんいないみたいだし。』

そう言って、私は佐野を呼び出して、私の車に乗せた。

その時は、気づいてなかったの。

ジン以外のメンバーに

？「…兄さん……？」

私の兄の存在に気づかれてしまっていたことに。