貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ22)

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廉「言われた通り、あの事は話しといたで！」

『ありがと』

廉「おん！」

あ、そーだ

『ねージン』

神「何？」

『ｺｿｯ婚約者いたりする？』

神「…？！」

……図星？

『…wwwwwwww』←爆笑

神「ちょ、なんだよ？！笑うな！」

『…だって…wwww』

「なんだよ？！」

『じゃあ先に言っとくね？

今日来るから』

神「…は？」

『何？自分で選んだの？w』

「…////」

『…嘘でしょ？』

「は、はぁ？！え、選んでねーよ！！」

国民的彼氏というキャッチコピーは何処へ…()

『仕方ないなー、(その話に)付き合ってあげるよ！』

そう言うと、楽屋の空気が冷めた。

紫「…え？」

海「廉と付き合ってるんじゃないの…？」

岸「浮気…？！」

廉「…」

え、何？なんなのこれ

神「…今のはAさんが悪い」

『え？なんで？』

「あのね？まわりから見たら、さっきから俺とAさんが何話してるのかなって全く分からないの。
なのに、急に"付き合ってあげるよ！"なんて言ったら誤解招くでしょ？分かる？」

『…うっそ。まだ言ってないわけ？』

「いや言うつもりないから」

『…えー、私だったら、隠し事なんて嫌ですけど…』

「いや、だってそういう世界に生まれてしまった以上、その運命(さだめ)に逆らうことなんてできないじゃん…」

『…うーん』

確かにそれはそう。私たちは、"社交界"という世界に生まれてきてしまった以上、親の言うことは'絶対'という家がほとんど。まぁうちは例外だけど

『…まぁ、そこまで言うなら別に強制はしないけどさ

…隠し通すのも、限界があるってことだけは忘れないでよね』

「…うん」

私はジンの元を離れ、廉の元に向かう。

『…ゴメンね。そういう"付き合う"じゃないからさ。誤解しないで。私が恋愛感情を持ってるのは、廉だけだよ？』

廉「…信じていいん？」

『もちろん！不安だったら、いくらでも問い詰めていいからね？』

「…いや、Aを信じる！」

『ありがと。じゃあね！みんな』

明るい声で言ったけど、本当はあの空気に耐えられなかった。

神宮寺side

Aさんの言うことは一理ある。でも、そんなことをすれば…メンバーに危害が及ぶかもしれない。

俺がこの仕事をしたいと言った時、両親にすごく反対された。その時、社交界のパーティーであった、Aさんのお兄さんと仲良くなった。

少しずつ仲良くなり、このことを相談するようになった。