貴方は何者……？［2］〈Ren.N〉 (ページ17)

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廉side

真「おー！A～！来たか！あれ、廉もじゃん！」

廉「…は？」

『…笑』

Aのお兄さん…？

「え、だって、苗字違うやん…」

『だって既婚者だし』

「え、普通男の姓とるんやないの？」

『外部の人間に星桜真司が神楽岡の人間って知られないため』

「…俺外部の人間じゃないん？泣」

真「え？だって未来のAの旦那だろ？内部の人間だろ～！」

『兄さん。ちゃっかり爆弾発言しないでよ』

え、なにこれ。どういう状況？

『…まぁ、紹介しとく。

私の実の兄の星桜真司旧姓神楽岡真司

情報関係の最高責任者を務めてる。

世界に影響を与えた人物に2年連続でトップ10に入ってる。』

…俺が今言いたいことは、ただ一つ。

「…つまり、二人ともヤバいってことやんな。」

真『「そーなの？」』

自覚ないんやな。よけいやばいわ()

…っていうか！！！

「あ、えっと、あの、この前は、ほ、本当に失礼な態度をとってしまい、申し訳ございませんでした！！」

土下座した()

「…アハハ！面白いね！この子。別にいいよ。そんなこと！」

あれ。意外とあっさり…？

『…まぁ素直な子だからね。で、呼び出した要件
は？』

「ああ、えっと、一般人は何人入れるつもりなんだ？」

『ざっと1万人ぐらい。』

「あと、世間にどうやって公表するか。本人にバレたら1発だろ？」

『うん。だから、'今回は特別に大財閥が実験的な感じでジャニーズ集めてパーティした後に、LIVEのやる'って感じで発表すればいいんじゃない？ホームページは美晴と私でもう作ったし。』

…この二人、息ピッタリやんか。やっぱ凄いんやな…

『まぁでも、あと数ヶ月しかないから、さっさとやんないと。』

廉「…あの、A。これほかのメンバーには」

『絶っっ対に言わないで。バラされたらたまったもんじゃない。ばらした時は容赦ないから。』

ヒィィィ！

Aside

あの後、仕事が入った廉は兄さんの部屋を出ていった。

私も話を済ませて、美晴と明日香のいる部屋に戻る。

『…よし！出来たぁぁぁ！！』

明「お疲れ様」

美「こっちもOK～唯一なかった機材取れたよ！」

『まぁうちの3つが揃えばね～？』←

美「ヤダ～Aさんったら～いやらしいっ！」←

明「まぁ、実際そうですものね～？」←

三人「…(´・ω・)ﾅﾆｺﾚ」

そう言って私達は大きな声で笑った。

後日、兄のつてでテレビにこのことが報道された後、応募数が予想を上回った…