死 ぬ 気 で 逃 げ ろ 。弐【鬼滅の刃】【逆ハー】

水柱、鼻血柱になる。 ページ1

鬼ごっこ終了まで、あと18時間！






現在、山の中でアリの数を数えている時に水柱の冨岡さんに見つかり、追いかけられています。




アリの行列見つけたら、なんか数えたくなるんだよね。

数十メートル後ろからから冨岡さんが鼻血を垂れ流しながら走ってきた時は泣きそうになったけど。







『冨岡さん？！あの、一旦鼻血止めません？ね？！』




冨「これは鼻血ではない。水の呼吸だ」




『あ、え？！いや嘘つくの下手ですね、ものすごく！！！』







真顔で明らかな嘘をつく冨岡さんに思わず笑ってしまうが、とりあえず逃げねばならない。








冨「(Aを1日独占できる権利か。欲しいな、凄く)」






『いやぁぁぁぁぁぁあ！！！！なんかいきなり速くなった！！』








冨岡さんのスピードが急速にあがり、まじで汗がやばい。








『冨岡さんんんん？！鼻血！鼻血が凄いことに！！貧血になりますよ？！』





冨「(Aが俺のことを心配してくれている…！)

大丈夫だ。」






『大丈夫じゃないですよそれ！！
鬼と戦った後なの？！ってくらい血まみれになってますよ！？』






冨「俺は鬼と戦ってない」






『あっ、いやその！！それは分かってるんですけどね？！』








地味に話が噛み合わない。なんで？









胡「なに鼻血流しながらAさんに近付いてるんですか？冨岡さん」






冨「胡蝶…」







胡「ほんといい加減にしないと毒盛りますよ？鮭大根に」







冨「なに…？！」









鮭大根…冨岡さんの大大大大大好物のことだ。


冨岡さんとしのぶさんは睨み合い、火花を散らせている。









胡「鼻血流しながら追いかけるなんてどうかしてますよ？水柱じゃないですね、鼻血柱になります？」





冨「俺は水柱だ。」









………お2人にはそのまま言い合いしててもらって、この隙に逃げましょう。






てか鮭大根食べたくなってきたなぁ。鬼ごっこ終わったら食べよう。

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