Episode34 "Mermaid" ページ35
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『マイヤーは国を滅ぼした妖精王から逃げて、また神に祈った。その"とある神"ってやつに』
クロウリー「ほう」
『神は、マイヤーがどんな人生を歩んできたか、見ていたから知ってたんだ。それで、"何かと引き換えに、妖精王にけして見つからない場所に逃がしてやる"と言いやがった』
驚きを隠せていないクロウリーに、俺は隠された正史の全てを打ち明けた。
『マイヤーはな、"自分と子孫の命運を、全て貴方に委ねる"って言ったわけだ。そしたら神は、面白がって、マイヤーを【人魚】に変えた』
人魚は海でしか生きられない。
妖精は、海の奥深くへ入ることは出来ない。神は契約内容をちゃんと守った。
マイヤーを妖精王には、永遠に見つけられないであろう広大な海の住人にした。
『なんで海の神は、俺たち一族をシャチの人魚に変えたと思う？』
クロウリー「………さぁ。検討もつきませんよ」
『なんだ。答えてくんねェの！？俺もさすがにそこまでは知らねェんだけど』
クロウリー「知らないんですか！？ていうか君、今、私に質問してたんですか？？」
『これで、昔話は終了なァ』
クロウリー「はぁ、全く。今された話、驚きですよ。そうすると…………マレウス君。つまりドラコニア一族は、君の一族の敵という事なのですね？」
『そうだったけど今は関係ねェだろ。マレウスは良い奴だし、もう数千年前の話だぞ』
クロウリー「………ﾎﾞｿ))まさか、過去で因果関係にあるとは。なんて偶然なのでしょう」
『何か言ったかァ？』
クロウリー「いいえ。独り言ですよ」
『………それより、俺の利用価値って結局なんなんだ？長話してて聞くの忘れそうだった』
クロウリー「あぁ。それは、、君の"ユニーク魔法"ですよ。先程お話していただいた"魔力の全てを破壊する"という魔法」
『…………何かに使うのか？』
クロウリー「ま、いずれ使う日が来るかもしれないじゃありませんか。例えば、この学園がとつぜん、"強力な魔法士"に襲われたり……」
『その時は手ェ貸せってことかよ。それが対価か』
クロウリー「えぇ。君が死ぬまでの間、この学園が危機に陥った時は、助けに来てくださいね？ああ、そうだ。君が"NRC"といいかけていた話………なんでしたっけ」
『………それは、もういい』
んなわけで、2人の契約は成立した。
そしてもう一つ、あんな惨事を起こした罰として俺はある事を任された。
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かれーらいす(プロフ) - 憂さん» ありがとうございます！ (8月11日 3時) (
レス) id: 5ca5f702d5 (このIDを非表示/違反報告)
憂(プロフ) - とっても面白いです!!すごい速さで読み進めてしまいました笑 お話の続きが気になりすぎます!!お身体などにお気をつけて無理の無い程度に更新頑張ってください!!続きを楽しみに待ってます!!( *´꒳`* ) (6月14日 3時) (レス) id: 9c386c62ed (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます!!お話を面白い方向に持っていけているか不安だったのですが、檸檬さんのコメントを読ませていただいてとても嬉しく思いました*ˊᵕˋ*これからも宜しくお願いいたします。 (2023年2月7日 21時) (レス) @page29 id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すごく面白かったです！！男主くん………すっごい好みです……性格もプロフィールも全部好みなんです！初めて読ませていただいたときからハマってしまいました！お体に気をつけて更新頑張ってください！応援してます(*^^*) (2023年2月7日 19時) (レス) @page29 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
かれーらいす(プロフ) - 零さん» 励みになるお言葉ありがとうございます！更新遅れないように努めます！ (2023年1月28日 21時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かれーらいす | 作成日時：2022年6月19日 17時
