く り か え し 【 Reo.S 】

誤解(過去編) ページ6

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あれから玲於とはなんだか気まずい私


玲於は普通に話してくれてるのに
私が色々気にしてしまっている



だって明らかに玲於おかしかったもん
気のせいじゃないよね…




「今日さぁ行きたいとこあんだけど」

『…………うん』

「…何？最近ずっとそんなんだけどなんか怒ってんの？」

『別に怒ってない』

「じゃあなんなわけ？？その態度ムカつくんですけど」




トゲのある言い方に低い声



『……………』



黙り込む私に呆れたのか溜息をつき頭を搔く玲於
面倒くさいやつだと思われてるんだろうなぁ
なんか………泣きそうだ…



「もういいわ」




そう一言言葉を発すると私に背を向けて歩き出す


え、嘘

見放された？
やだよ、玲於


置いてかないで



『ま、待って…！玲於！！』



やっと口を動かして発した言葉は小さくて
聞こえるわけがない……そんな声量

それでも玲於は足を止めて振り返る




『…っ、み、美月先輩と…どういう関係、なの？』


「は？」
「もしかしてずっとそれ気にしてた？」


『…うん』


「バカじゃねーの」


やっぱり呆れるよね…



「…美月さんはただの顔見知り。
親同士が仲良いだけだから」


『…え』


「それだけ」


じゃあ彼女じゃないんだよね？


『私…これからも玲於の隣にいていいの？』

「勝手にすれば？」


そう言って私の手を取り歩き出す


『うん！！勝手にする！！』








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