169話[氷帝マディアム╽：21目] ページ6
私：(着替えて音楽室にでも行こうかな)
私は部室を出ようとすると滝くんに呼び止められた
滝：「Aさん凄いですね。景吾くんを口で負かすなんて」
私：「そう？でも、今回は景吾に分が悪かったからね」
宍戸：「でもあのヤローが悔しそうな顔するのは意外だったな」
宍戸が言い、向日、芥川も輪に入る
芥川：「AさんかっこよかったC！」
芥川はニコニコの笑顔で言った
向日：「だな！あっ」
向日はある方を向く、その方向には忍足侑士がいた
向日：「おい！お前さ、昨日跡部に勝ってたよな！一緒帰ろうぜ！」
すると忍足は振り向き少し怪訝そうな表情をした
それはかなり察しのいいひと以外は気づかないくらい微々たるものだった
忍足：「誘ってくれたとこ悪いんやけど忘れ物したから教室戻んねん。すまんな」
向日：「いやそれくらい待つけど」
滝：「まあまあ、それじゃあ俺も着替えて帰るよ。お疲れ様でしたAさん」
私：「うん。みんなもお疲れ様。気をつけてね」
芥川：「はーい！」
私が部室を出ると景吾がドアの前で待っていた
私：「あれ、どうかしたの？」
跡部：「あぁ、家まで送ろうと思ってな」
私：「もう、そこまでしなくてもいいのに」
跡部：「俺がしたいんだよ」
Aと跡部はさっき意見が食い違い争っていたことが嘘かのように穏やかな雰囲気だった
私：(まあ、音楽室は行かなくてもいいか)
そう思って返事をしようとすると先生がやってきた
その先生は跡部の担任だった
どうやら跡部に話があるようだった
跡部：「…わかりました」
先生：「すまない。30分もかからないから」
跡部：「はい。…待っててくれるか？」
と、跡部はAの事を上目遣いで見つめた
私：「えぇもちろん。それじゃあ終わったら連絡してね」
私がそう言うと跡部はこくりと頷き、先生について行った
ー…………ー
私：「榊かんとく〜…」
私は音楽室の扉を開ける。いつもは太郎お兄ちゃんがいるのに今日はいなかった
私：(もしかして帰っちゃった？…まあいいや。許可は貰ってるし、楽器借りよ)
私は楽器保管室に入り楽器を決める
私：(んー…別にピアノでもいいかなぁ、あ)
私の目に入ったのはバイオリンだった
私はバイオリンを手に取り楽器保管庫から出る
私：(何弾こうかな)
私はバイオリンを持ち、適当に音を鳴らした
ーーーー
see you
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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう！ (1月4日 21時) (
レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶琥子 | 作成日時：2023年11月12日 0時
