164話[氷帝マディアム╽：16目] ページ1
教室も薔薇が飾られ華やかになると、チャイムが鳴った
私：｢あ、もう時間ね｣
跡部：｢…あぁ。｣
私：｢また放課後にね｣
私が手を振ると景吾は渋々教室から出ていった
ー……………ー
キーンコーンカーンコーン
私：(やっとお昼…久しぶりに中庭でランチにしようかな)
私がお弁当を持って立ち上がろうとすると男の子が1人、私の前にやって来た
私：(あ、この子…)
滝：｢初めましてAさん。滝萩之介と申します｣
滝は丁寧にお辞儀をした
私：｢滝くんね。初めまして、その様子だともう知ってるだろうけど佳瑚Aと申します。私に何か御用ですか？｣
私がそう言うと滝くんはクスッと笑った
滝：｢実は初めましてじゃないんですけどね。まあ、一方的にこっちが知ってただけですけど｣
私：｢…？｣
Aが不思議そうに滝を見ると、滝はAの前の席に座ってAを見つめる
滝：｢俺、華道をしているんですけど…｣
私：(そういえばそうだったなぁ。確か父親が家元のはず)
滝：｢昔、華道の展覧会で貴女の作品を見たことがあって｣
私：｢あら、そうだったの｣
私：(滝くんもいたのか…。私、色んなコンクールとかに出てたし、もしかしたら知らないだけで色んなキャラ達と会ってるのかも)
滝：｢あ、忘れるところだった｣
滝はそう言うとAに入部届を差し出す
滝：｢今日からよろしくお願いします｣
と、滝はにっこりとした笑顔で言った
私：｢ええ、よろしくね。それじゃあ放課後に部室に来てね。今日はミーティングだから。一応ジャージはそこで渡すよ｣
滝：｢はい。あの、お昼がまだなら俺と一緒に食べませんか？｣
私：｢ええ。いいわよ。滝くん、お昼はお弁当？｣
滝：｢え？はい｣
私：｢それじゃあお昼の場所は中庭のベンチでいいかしら？｣
Aはそう言い、お弁当を持って立ち上がる
滝：｢はい｣
滝も返事をし、立ち上がる
私達は教室を出て、中庭に向かった
ーーー
Q＆Aのコーナー
Q：Aさんのお弁当はどんなものが入っていますか？
A：普通ですよ？玉子焼きだったり昨日の残りものだったり…皆さんが想像しているようなものではないです
圧倒的庶民派お嬢様
ーーー
see you
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スマホが壊れる - とてもどうでもいい事なんですが、作者さんも中学生なんですね。私は高校受験を控えているんですが勉強する気が起きないんですよ。大変かも知れませんが無理をしない程度にお互い色々頑張りましょう！ (1月4日 21時) (
レス) id: e35b25b471 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶琥子 | 作成日時：2023年11月12日 0時
