ユナカイト治療院にて！【派生作品】 (ページ8)

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ハインの噂≪下≫おまけページ8

「昼間、何話してたんですか？」

誤魔化せたと思った話題が帰ってきてゲールマキナは思いっきり目を泳がせる。
それから少し考えた後、ハインの目を見てあ、これ喋るまで追及されるなと思い観念して開き直った。

「いやー、調子にのってハインくんがノーパン主義者だという冗談を少しいってしまったのだよ。すまない！」
「……なるほど、そうですか」

それだけ返すとハインは何事もなかったかのように帰り支度を済ませた。

「では、俺もう帰ります。お疲れ様でした」
「そうか、お疲れ様なのだよ！それで写真は……？」

ハインがあまりにあっさりしていたのであれ、思ったより怒っていないのかな？と思ったゲールマキナが写真を返してもらおうと手を出すとその手はハインにはたき落とされた。

「これは処分しておきます」
「返してくれるんじゃなかったのかい？！」
「返してもいいと思っただけで返すとは一言も言ってません」

そう言って帰ろうとするハインをゲールマキナは慌てて止め、あわよくば写真を取りかえそうとするがヒョイッと避けられ軽くあしらわれる。
最終的にゲールマキナが「私が悪かった！許してくれ！捨てないで欲しいのだよ！！！」と泣き叫びながらハインにすがり付きズルズルと引きずられた。

後日、ゲールマキナがハインに捨てられたらしいと、実はハインはノーパン主義者らしいという噂が少し流れたが、どちらも事実無根であるとハインは否定した。

おまけ話≪ハインの噂≫おわり