エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ46)

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ーエピソード44 部室！ー

your side.*･ﾟ

皆は明日の青城との戦いに向けて、気合いが
入っていた。日向くんは何故かガチガチに
緊張している

そして練習が終わり、余った包帯などを片付けに
部室へ寄ると、丁度部屋から影山くんが出てくる

『影山くんお疲れ様！丁度帰り？』

影山｢おう、なにしてんだ？｣

これっといって包帯を見せると
部室のドアに開き電気をつけてくれる

包帯を棚に置き、改めて部室を見ると
アイドルのポスターやダンベル、行くぞ春高！！
と書かれた紙

アイドルのポスターにはそれぞれ女の子に付箋が貼ってあって、付箋には

“スガ年上好き”

“田中変態”

“ツンデレ好き縁下 M”

“ロリコン成田”

“ショート命木下”

“巨乳好き大地”

などそれぞれのタイプなのか趣味なのか
知りたくないものまで書いてあった…

澤村先輩…巨乳好きで、縁下先輩がMだなんて…

ダメダメそんな想像！！！！

でも…

なんか青春って感じでいいなあ、と思いながら見渡す

外は疎らに雨が降っておりさっきから時々
雷の音も聞こえる

部室をウロウロと見ていると

一瞬窓の外が明るくなると
バリバリっと音をたてドーン！と大きい音が鳴る

『きゃっ…！！』

その直後、部屋は暗闇に包まれる

『雷落ちた…停電？』

当たりは真っ暗でどこに何があるのかも
分からなくなる、そして何より暗いところ嫌い…
怖い怖い助けて、

影山｢お、おい、大丈夫か？どこにいる｣

私が立ち尽くしているとどこからか
影山くんの声が聞こえる

『影山く…ん…』

声のする方に足を踏み出し、
トンっと体に温かさが伝わった

影山｢……A？お前、震えて…｣

真っ暗闇は怖くて、影山くんの存在に安心して
自然と涙が出てくる
影山くんの腕のシャツを握りる

その瞬間ピカっと明るくなると部屋の電気がついた

そして目の前にいる影山くんを見上げる

『影山く…ん……怖いかったぁ…』

影山｢っ！！？///｣

影山くんは私の顔を見るなり、目を見開いき
バッと顔を背ける

けど、手は背中に不器用に摩ってくれている

影山｢大丈夫だ…俺がいる…｣

『影山くん。手震えてる…
もしかして影山くんも雷嫌い！？暗闇とか！』

背中の手は微かに震えているように感じ
もしや、と影山くんに問いかけるが、

影山｢ち、ちげえよっ！ボゲ！｣

(お前のせいだっての…！！)