【鬼滅の刃】炭治郎達は幼女を連れている

81和 ごめん ページ35

ﾋﾟｯﾋﾟッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


一定の感覚で電気音が響く

異国の最新医療器具に繋がれたA


ここは蝶屋敷、屋敷の当主であるしのぶが最善を尽くしなんとか一命を取りとめた



外傷はほとんどないが、内蔵の出血が多く、1歩遅れていたらどうなっていたかはわからない



ガラガラ＿＿

月明かりが差し込む部屋で、重傷を負った炭治郎が眉を下げながらAの寝ている部屋に入る


「……A……」

Aの前髪をそっとあげて顔色をうかがう

そのうちAの手を握り座り込んでしまう


「まだ……きちんと謝れてないんだ……A……それに善逸が毎日花を飾ってくれてるんだ、伊之助が毎日Aにどんぐりを置いてってくれてるんだ、
みんなみんな……お前を心配している。」

グッと我慢していた涙が溢れる

「あの後……冨岡さんが助けてくれたんだ、俺は必死で曖昧な記憶だけど、Aがあの鬼を倒してくれたのは覚えてる……ありがとう……俺と禰豆子を守ってくれて……禰豆子はな、御館様の公認になったんだ、あぁ……御館様っていうのは……」


聞こえているか、いないかもわからないAにずっと話しかけ続ける炭治郎


扉の隙間からこの蝶屋敷の当主である胡蝶しのぶが静かに覗いていた＿＿＿＿

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