61和 隊員 ページ15
「俺は……行く」
炭治郎は震える手を握りしめた
伊之助は炭治郎を押しのけた
「俺が先に行く!!お前はガクガク震えながら後ろをついてきな!!
___腹が減るぜ!!」
『へりゅ!へりゅー!』
「伊之助……」
「腕が鳴るだろ……」プルプル
善逸はまた座り込んでしまった
「はっはぁぁ!!っしゃー!!」
「あっ……!」
伊之助はそのまま山の中に入っていった
Aも炭治郎が手を引きそのまま入ってゆく……
善逸を置いて__
________
ザツザッ
山の奥に入るにつれ禍々しい気はどんとん強くなっていく
「あ?なんだこれ」
伊之助が両手をみると透明な蜘蛛の糸が絡まっていた
周りを見渡すとそこらじゅうに張り巡らされている蜘蛛の巣
「A!」
『うみゅー!』
炭治郎がAをみると頭から足まで蜘蛛の糸だらけになっていた
炭治郎は丁寧に解いてゆく
「っちぃ!蜘蛛の巣だらけじゃねえーか!邪魔くせ!」
ブンブンブンと手を振り蜘蛛の糸を落とす伊之助
「伊之助」
バッ「何の用だ!」
伊之助は構えをとる
「ありがとう、伊之助も一緒に来ると言ってくれて心強かった、
山の中からきた
ニコッと炭治郎は笑ってみせる
「……」ホワホワ
伊之助はなんとも言えないホワホワしたものをまとった
「伊之助……」
炭治郎が何かに気づき伊之助を呼ぶとハッとする
視線の先には1人の隊員が
その隊員はキョロキョロと何かを警戒したような様子
炭治郎が後ろから手を伸ばすとビクッと震え
後ろを振り向いた
「応援に来ました、階級癸竈門炭治郎です」
炭治郎が静かな声で応援に来たことを伝えると
「''癸''……癸!?なんで''柱''じゃないんだ!癸かま何人来ても''同じ''だ!意味が無い!!」
その瞬間隊員の顔面に伊之助の拳がめり込んだ
ゴンッ
「伊之助ぇえ!」
「うるせぇ!」
「意味のあるなしで言ったらお前の存在自体意味がねぇんだよ!さっさと状況を説明しやがれ!弱味噌が!」
隊員の髪をつかみプシューと鼻息を荒立てる
『よわみしょ?』
「A、それは覚えてはいけない」
「なんなんだこいつ!俺の方が先輩なのにぃ!……カラスから指令が入って……」
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麗(プロフ) - 43ページ 名前変換出来てないところありますがわざとなのでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 同じく34ページ 希血 ではなく 稀血 ではないでしょうか? (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 34ページ 塁 ではなく 累 です。 (2020年10月25日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - 凄いいい話ー!累死んじゃってるけどほんと可哀想だよね…過去…_(:3」z)_ (2020年2月20日 17時) (レス) id: 4b674ab2ae (このIDを非表示/違反報告)
pikachulove(プロフ) - 創作では幸せに…ということで救済してほしいです! (2020年2月11日 17時) (レス) id: 0d02ad4b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れーむん | 作成日時:2019年10月12日 9時