・初めて見た ページ8
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side sho
ゴクリ、と生唾を飲み込む自分に気付いてハッと我に返った。目の前で楽しそうに目を細めて笑うお姉さんにほんの一瞬だけ魅入ってしまったなんて、驚きしかない。だって俺、恋愛は慎重にいきたいし ましてや一目惚れなんて絶対しない、これからもする事ない。
でもそんな慎重派の俺でも魅入ってしまうほど彼女の笑った顔はめちゃくちゃ綺麗で可愛かった。…なんだろ、昨日も今日もちょっと哀しそうな、寂しそうな顔ばかり見ていたからなのか？
多分きっと、いや、絶対そう。昨日に関しては泣いてたしさ。そんな子笑わせる事出来たなんてめっちゃすげーじゃん俺。
いや、なんで笑ってるんかイマイチ分かってねーけど。
でもまあちょっとでもこの子の心が晴れたなら結果オーライ。
名前も知らないし、なんなら昨日出会ったばっかりだし、何一つお互いのことなんて知らないし。てかお姉さんに至っては俺らのこと全く知らなさそうだし。
名前...ん？あ！そうだ！名前！！
紫耀｢おね...｣
廉｢なあ、名前教えて？｣
『へっ？私の、ですか？』
俺が聞くよりも早く、廉の言葉が耳に届く。それは正しくたった今俺が問いかけようとしてた質問で ちょっとだけびっくりして廉の顔を見るとお姉さんを凝視して離さなかった。
目の前にプレゼントを並べられた子供みたいに、キラキラ輝いた目で彼女を見つめるから少しだけ面白くなくてついつい下唇を噛んでしまう。
廉｢あ、俺永瀬廉。お姉さんは？｣
『…山田Aです、』
廉｢…Aね、おっけ。覚えとくわ。｣
俺はまだ知らなかった。
お姉さん...もといAちゃんの魅力にも、それにハマっていく俺自身にも、最初から全て見抜いてたかのように落ちていた廉の気持ちにも。
ここから動き出してしまった甘くて苦い 3人の関係性にも…。
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小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
