選択肢なんて、 ページ30
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廉「...なあA。私なんかがとか、そういうの考えるのはやめにしような。」
『っ、』
頬杖ついて聞いてるのか聞いてないのか分かんないような顔してたくせに、廉くんはこういう時鋭くていやになる。
廉「てことは、2人ってまだ付き合うてへんの？」
紫耀「うん、まあ。まだね。」
廉「ほな俺がAに何しても紫耀は何も言えへんって事よな？」
紫耀「...いや、言うけど。」
廉「なんでやねん、嫉妬するのはお互い様やろ(笑)」
そして喧嘩するかもとか一人でヒヤヒヤしてた私を他所に、
2人はなんだかいつもの空気感を纏ったまま話を進めてるし
ていうか...私付き合うとか言ってないんだけど、、
『あ、あの〜...』
"同じ人好きになるとかないわ"とか言いながら笑い合う彼らの話に遠慮がちに割って入ると
国宝級イケメンアイドル が同時にこちらに目をやる。
...う、、今更だけどアイドルって実感がふつふつと湧くな、これ。
『...私、もう2人には会わない方がいいような気が...』
「「無理。」」
『でも、』
紫耀「なんで？俺の事嫌いなん？」
『...いや、そういうのじゃなくて』
廉「嫌いでもないのに、アイドルしてますって知った途端会わへんとか意味分からんわ。絶対無理。」
強い目線を送ったままそう言い退ける彼らに縮こまってしまう私。
紫耀「ねえAちゃん、もし俺らの事好きになるのが不安とか怖いとかそういう感情で会わないって言ってんなら、そこは悩まないでほしいな。」
『...だって、私、、可愛くないもん。それに』
紫耀「ばか。」
『...、』
紫耀「AがAだから、好きになってんの。Aだから可愛いって思うし誰も触んなってなっちゃうんだよ。」
紫耀くんのキツイようで優しい言葉がスーッと心に染み渡っていく。いつもはAちゃんってしっぽ振って近寄ってくるのに
今はそんな素振り一切なくて、ただ一人の "平野紫耀" として向き合ってくれてるんだなって言うのがいやってほど伝わってくるから、
だったら私も、覚悟決めて向き合わなきゃ失礼だよね。
『分かった。でも私のせいで仲良い二人が喧嘩するのは嫌。それだけ言っとくね。』
廉「おう、任せろ。」
紫耀「やきもちは妬いちゃうけど仲悪くなるとかないから安心して〜(笑)」
始まったばかりの恋、どうやら前途多難になりそうな予感でいっぱいです。
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小松ミナ(プロフ) - すてきなお話で、待つのも楽しみにです(〃ω〃)紫耀くんとのこれからが気になります♡ (2022年12月3日 15時) (
レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ミナさん» のんびり亀更新ですが...笑 コメントありがとうございます。励みになります！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: d58e5be1a5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 更新嬉しいです!ありがとうございます (2022年12月3日 6時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 続き楽しみです(๑>◡<๑) (2022年12月2日 22時) (レス) id: f4f49d3608 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2021年9月6日 18時
