【A3!】ビジネスカップル【皇天馬】

ビジネス6 ページ8

｢あー疲れた。｣



私は学校が終わると、すぐさま家のベッドに倒れ込んだ。


仕事の時よりもドッと疲れたような気がする。
てか疲れた。

マスコミ以上に質問してくるな、うちの新聞部。



｢あ〜、もう動きたくないよおおおおおお｣




明日は仕事だし。天馬と共演だし。
絶対質問されるし。


なんなの、私何かしましたかね。




｢ぶわぁぁぁ｣





仕方が無いから風呂に入ろう。



…あれ。
足が重くて動けないような気がする。
今とてつもなく動きたくないような気がする。



よし。寝よう。




と、した時。

ピロリン、ピロリンと携帯が鳴った。




チッ、誰だよこんな夕方に。
こっちは寝ようとしてるんだよ。





｢はい、もすもす｣


『なんだそれ、気持ち悪いな』


｢人違いです｣





ブチッ





なんか天馬の声が聞こえたのは気の所為だよね。
うん、気の所為気のせ______





ピロリン、ピロリン




｢もう、なんだよフラミンゴ｣


『フラミンゴじゃねーよ。てかどうしてフラミンゴなんだよ』


｢用件はなに。あぁそう、それは凄いや｣


『まだ何も言ってねーだろ！！明日の事なんだけど！！』




天馬がそう言うと、ピリッと電話越しでも分かるくらい空気が変わった。



『明日、俺たち共演するだろ？その時なんだけど、Aは俺たちがちゃんと付き合っているっていうアピールをしろ』


｢ええ。まじかよ｣


『そうじゃないとビジネスカップルってバレるだろ』





ごめん天馬、叶世に10秒でバレたよ。

なんてことを言えず、私は｢へーい｣と適当に返事をしておいた。





・


・




(あ、天馬。コンビニで2つに割れる、巷で噂のアイス買ってきて)


(パシるな)

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