【A3!】ビジネスカップル【皇天馬】

ビジネス24 ページ31

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｢で、そのまま勉強を教えたと。｣


｢…なんでそんな冷静なの｣







週末が終わり、週初めの月曜日となった今日。
弁当をちまちま食べながら、叶世と屋上にいた。

相変わらずの塩対応だけど、私の話を聞いてくれるあたりとても優しい。好き。





｢まぁ、皇天馬とキスなんてそうそうできないからいいんじゃないの。…あ、テレビ上ではカップルだからいつでもできるか｣


｢だぁぁー｣









あの時のことを思い出すだけでも顔が熱くなる。
完全なプライベートだったから、尚更やばい。

…『やばい』の意味を察していただきたい。






｢もう、一層の事正式に付き合っちゃえばいいじゃん。｣


｢は、それはいや｣


｢バレたらバレたで、あんた絶対叩かれるよ？相手が皇天馬なんだし。｣


｢……それはちょっとつらいかな｣







ビジネスカップルなんて、どうしたらいいのか分からない。
実際、ビジネスカップルなんて見たことないし。

だからといって、本物のカップルになるのもな…。









｢………あかん、はげそう｣









考えすぎて。

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