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｢よしA今日からは俺の話を聞かせてやろう｣
｢待てサッチ、お前よりも俺の方が適任だから引っ込んでろ｣
｢いいや俺だ｣
｢いや俺だよい｣
｢俺の方が良いよな！？｣
｢俺だろい？A｣
食事と言えばルウの料理も絶品だったよなぁとあの船でまだマシな思い出に浸っていると何故か目の前でマルコとサッチさんの喧嘩？が始まっていた。
内容はどっちが私とお話するか。何故かどっちかしか選べないみたいになってるけど私としてはサッチさんともマルコとも話してみたいんだけどなぁ…
｢うーん…どっちもじゃダメ？……です？｣
｢だと思ったぜ！(嘘)｣
｢だろうな、分かってたよい(嘘)｣
｢？そっかー、じゃあ私ここの皆の事もっと知りたい。…です？｣
(慣れない敬語が可愛すぎる…！！これが妹パワーというものか…！？)
(くっ………あ、後で正しい敬語を教えるか、そうしよう。じゃないと俺達の心臓が持ちそうにねぇよい)
二人から聞けた話の半分は‘‘おやじ’’って呼ばれてた人の事だったけど、その人も二人と一緒でとっても良い人で、ここにいる皆の大切な人っていうのは分かった。
今はまだ何人かの名前しか覚えれてないけど、いつか約1600人全員の名前を覚えて皆と仲良く出来たら良いなぁ…きっと皆良い人だろうし。
＿＿＿＿＿
何気なく、少し気になっていた年齢を尋ねただけだった。
『えっと…ウタの一つ上だから…9歳？』
それなのにあの子はさも当然のようにあの歌姫を基準にして質問に答えた。…さらに自分の事なのに疑問形なのは何故なのか。
これは勝手な憶測だが赤髪に赤ん坊の頃に拾われたと話していたことから、恐らくあの歌姫と誕生日は(二人を拾った日などにして)同じのはず。となると、歌姫中心のあの船ではあの子は蚊帳の外だったんじゃないのか。
確証はない。こんなものは所詮憶測に過ぎず、証拠も何も無い。だが、そう想像させてしまうような環境であったのは確かだ。
(…そんな思い、この船ではさせねぇよ)
そのためにはまずは距離を縮めないといけない…が、あの子はまだここに慣れていないのか基本的に一日中マルコに引っ付いている。
(こればっかりは仕方ねぇからなぁ…コックの立場を利用して近づくしかないな。ま、名前を覚えてもらってるだけ今は充分か)
早速餌付ｺﾎﾝｺﾎﾝおやつのデザートを作ろう。
いつか｢サッチ〜！｣と呼んで貰える事を夢見ながら。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽｀*) (2023年5月8日 7時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します！ 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです！！ (2023年5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました！ (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがｗｗめっちゃ良かった！、、、です！ (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました！最後までお付き合い頂きありがとうございます！！ (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシロ＿mashiro | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年1月7日 15時
