六十話 ページ26
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ティーチは見た感じ丸腰で狙撃銃を持ってた人も気絶させる事が出来たからもう遠距離攻撃の心配をする必要が無い。
‘‘不死鳥’’を共有して獣型に姿を変えティーチの元まで飛行する。
「___‘‘
そしてそのままティーチに勢いよく突っ込み鳥化した足で蹴りを食らわせる。
ちなみにこれマルコの技。以前敵戦との戦闘で使ってて再生の炎が無くても出来そうだったからこっそり特訓して習得したやつ。これマルコには秘密ね。恥ずかしいから。
海兵を縛るのでだいぶ疲弊したからか威力は若干落ちているけどまぁ問題は無いだろう。抵抗されると面倒なのでリボンでティーチの両手両足を固定し木製の棒を使って海楼石の手錠をはめる。
「なるほどなァ…これはてめェらの仕業ってわけか」
「まぁそんな所かな。さて、遺言はそれで良いの?」
「ソレで俺を殺せるのかァ?A。お前の技は所詮マルコ隊長の劣化版、遠く及ばねぇ」
「だろうね」
吹っ飛ばす事に成功はしたけど大したダメージは与えられてないだろう。実際ティーチは体中をリボンで拘束されているにもかかわらず無駄口を叩く余裕は出来ているし。
だけど忘れてはいけない。今の私はマルコやウタだけてなく全ての海兵とも接続している。それはつまり、海兵の能力も共有出来てしまうという事。
サッチを殺しかけた事、家族を裏切った事、エースを海軍に差し出した事。抑えきれない憤りと殺意を込めて、右腕をティーチに差し出した。
どろり、グツグツと煮えたぎるマグマへと変化する。
「…っ!?お、おい待て…!まさか、大将赤犬の」
「そう、マグマグの実の共有だよ。そういえば焼死って最も苦しい死に方らしいね。
…試してみよっか?」
(コイツ…狂ってやがる……!!)
本当は簡単に殺さずに嬲り殺したいけどウタもそろそろ体力の限界が来るからあまり時間はかけれない。
それにマグマグの実はコントロールが難しくて集中を乱せば逆に自分が溶かされてしまいそうになる。
さっさと終わらせよう。右の拳を相変わらず身動きの取れないティーチの頭部目掛けて振り下ろした。
「こんな所で…終わっデュ………」
「……」
うーん…ちょっと無理。血は見慣れてるから平気だけど肉の焼ける匂いと焦げ臭さは流石に耐えきれない。
気の所為だと思いたいけど頭蓋骨らしき白がチラッと見えた気がしたからウタの所に行こうそうしようというか早く離れたい。
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マシロ_mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます!やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽`*) (2023年5月8日 7時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します! 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです!! (2023年5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました! (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがwwめっちゃ良かった!、、、です! (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました!最後までお付き合い頂きありがとうございます!! (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:
作成日時:2023年1月7日 15時