四十八話☆ ページ14
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｢は…何だ、これ｣
エースとティーチが船を出発してから数ヶ月が経った。
あのAがそう遠くまで行けるはずが無いからすぐに見つかるだろうと彼らは高を括っていたが、Aは海軍から白ひげ海賊団の一員として認知されていないため中々情報が掴めないのか、二人から連絡が来ることは無かった。
サッチはまだ目を覚ましておらず、日に日にやせ細っていく体を見てマルコの精神は確実に蝕まれていた、そんなある日の事だった。
新聞に刻まれたとある見出しに、白ひげ海賊団の船員達は、時が止まったような感覚を覚えた。
一週間後、マリンフォードにて‘‘火拳のエース’’の公開処刑が行われる。
｢どうなってやがる…？ティーチは無事なのか！？｣
｢どうして海軍なんかに捕まってやがんだ…！！エース隊長！！｣
サッチの件に加えてエースの公開処刑。
このままだとエースは海軍に殺されてしまう。
それだけで終わってくれたのなら良かった。
｢おい待て……ティーチが七武海？どういうことだよ…！？｣
｢はぁ！？んなわけねェだろ！？｣
｢確かなんだ！ここに、黒ひげ海賊団と…！｣
ティーチが独立して傘下に下ったという話は聞いていない。家族に、親父白ひげに断りなく無断に行ったその行為が何を意味するのか、分かってやっているのだとしたら…その行為は、大袈裟に表現すれば裏切りとも捉える事が出来る。
エースとティーチ、二人の出発と同時に消えた悪魔の実。ティーチが黒ひげ海賊団として七武海に入り、それとほぼ同時期にどういうわけか海軍に捕まり処刑が決定した、ティーチと一緒に行動していたはずのエース。
そして、二人が一時的にこの船を離れることになった原因であるサッチとティーチが何者かに襲われ、同時にティーチが‘‘アイツが殺った’’と証言していた現在行方不明のA。狙われた悪魔の実。
彼らは、ついに己の勘違いに気づいてしまった。やったのは、Aではなくティーチだと。
Aが突然姿をくらました理由は不明だが、自分達は罪の無い妹に、証拠もなしに無意識に罪を押し付けていたのだ。
｢っ…｣
もうこれ以上、俺の幸せを壊さないでくれと。
誰かが、心の中で叫んだ。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽｀*) (2023年5月8日 7時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します！ 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです！！ (2023年5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました！ (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがｗｗめっちゃ良かった！、、、です！ (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました！最後までお付き合い頂きありがとうございます！！ (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシロ＿mashiro | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年1月7日 15時
