十六話 ページ18
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｢日本…JAPANはっと…｣
僕は図書館にたどり着いた後本を1冊ずつ取り出し表紙を見ては戻すをずっと繰り返していた。探しても探しても見つからず、やっと見つけたと思えばまさかの言語が違うから読めない。
｢日本語…日本人…A以外だと美智子さんしか居ないけどどうしよう｣
｢おや、お困りですか？｣
｢うわっ…て何だ、白無常か｣
いつの間にか背後に立たれ、にっこりと人の良さそうに微笑んでいる白無常は僕の持っている本に目を移すと興味深そうに ｢ふむ…なるほど｣ と呟いた。
｢分かるの？日本語｣
｢いいえ。ですが日本の漢字は中国語が元になってますから何となく意味を想像する事は出来ます｣
荘園の謎の力で会話に関しては言語の壁が無くなっているけど、読み書きに関しては何故かその力が及んでおらず僕にはさっぱりだった。
｢…なるほど、どうやら日本は過去に戦争をした経験がある様です。1894年『日中戦争』と書かれているので日中が相手国でしょうが残念ながら私には読めません｣
｢ふぅん｣
｢貴方が歴史に興味を持つなんて珍しいですね。彼女の影響ですか？｣
｢…まぁ、そうなるね｣
そう言うと白無常は ｢貴方が他人に興味を持つとは珍しい｣ と言ってニコニコ笑うと本を元の場所へ戻しどこかへ行ってしまった。…一体何だったんだ。
でもまぁこれで知りたい情報を得ることは出来た。Aの故郷は過去に他国と戦争をしていて彼女もまたそれを経験している。日中…何処だろう、それぐらいは辞書で調べてみるとするか。
英和辞典で日中を探してみると『daytime・(
ため息を着いて日本語で書かれている国語辞典とやらを手に取り数百ページはあるであろうそれを一つ一つ探していく作戦に変更する。
｢日中…日中……あ！あった。何何？｣
にっ‐ちゅう【日中】
�� 日の出から日没までの間。ひるのあいだ。ひるま。白昼。
��日本と中国
｢日本と中国……絶対にこれだ｣
白無常が言っていた戦争は日本と中国での戦争だったんだ。
確かに西暦も彼女の年齢的にそれくらいだろうし、何より他国の人間である僕達を避けていたのも戦争での傷が癒えてないと考えれば納得が行く。実際、あのナワーブも最初は警戒心が強くて今のようでは無かったから。
｢…皆の所に戻るか｣
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 皆さんお久しぶりです。ちょっとずつ更新を再会出来たらなぁと思っているので、またよろしくお願いしますm(*_ _)m (余談ですが、名前をマシロに変更しました) (6月4日 13時) (
レス) @page19 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - 【湖の宝石】さん» ｗｗｗｗお互い頑張りましょう (2022年9月30日 8時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - ルイにゃさん» コメントありがとうございます！現在かなりの亀更新ですがよろしくお願いします (2022年9月30日 8時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - んｗめちゃくちゃ面白いｗｗｗｗｗｗああｗｗｗイベント参加ありがとうございます！更新楽しみです (2022年9月30日 7時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - まゆさん» お待たせしました！どうなるんでしょうかね〜 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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