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十五話 ページ17








「…?」


気のせいだろうか。いや気の所為なんかじゃあない
あの馬鹿共が何故か私の周りにいない…いやそれは嬉しいことで願ったり叶ったりなのだけど。


「暇だなぁ。……なら、久しぶりにあの人(・・・)の所に」

「やっほー穂花〜!」

「げ」


「『げ』ってなんだよ酷いな〜」 なんて言っているのはナワーブ。どうして用事を作ろうとした途端に現れるんだろうかコイツらは。しかもどんなに罵っても満面の笑みを崩さない。ドMかよぶん殴ってやろうか。


「…何の用」

「いやぁ穂花が荘園に来る前の事を聞きたくてな!」


…日本に……居た頃…___




『穂花、お父さんは__に選ばれたんだ』

『おとうさん?それってすごいことなんでしょ?』

『…そうだな、名誉な事だ。……ごめんなぁ』

『んぅ?おとーさん!がんばれ〜!』




「何で、教えないといけないわけ?」

「…穂花?どうしたんだよ急に」

「言うつもりは無い。どっか行って」



アンタも傭兵だったなら分かるでしょ…。私は、本当は外人(他の人)と仲良しこよしするつもりは無かったんだ。それをあんた達が無理やり…っ。


「き、機嫌が悪いのが?それともどっか」

「うるさい!放っておいて!」


ここに来て初めての怒声かもしれない。ナワーブは何も知らないのだから仕方ない。頭では分かっていても感情は止まらない。一度出た言葉は止まることを知らずナワーブにグサグサと突き刺さる。


「何も知らないくせに…!私に関わるな!」


ナワーブは最初は驚きと焦りから私を凝視したまま固まっていたけれど、しばらく経つと突然弾かれたように目を逸らしてそのまま静かに立ち去ってしまった。


「っ……うう……」


何かをする気分になれず。かと言ってその場に留まっていればいずれは誰かに見られてしまう。それは防ぎたい。


「…み…さんの所に……っ、行こう」


誰にも姿を見られないように、少し遠回りをしてハンター館に向かうことにした。ナワーブに対する懺悔を胸に。

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マシロ_mashiro(プロフ) - 皆さんお久しぶりです。ちょっとずつ更新を再会出来たらなぁと思っているので、またよろしくお願いしますm(*_ _)m (余談ですが、名前をマシロに変更しました) (6月4日 13時) (レス) @page19 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - 【湖の宝石】さん» wwwwお互い頑張りましょう (2022年9月30日 8時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - ルイにゃさん» コメントありがとうございます!現在かなりの亀更新ですがよろしくお願いします (2022年9月30日 8時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - んwめちゃくちゃ面白いwwwwwwああwwwイベント参加ありがとうございます!更新楽しみです (2022年9月30日 7時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - まゆさん» お待たせしました!どうなるんでしょうかね〜 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:【湖の宝石】 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2022年5月3日 10時

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