【第五人格】推し達に嫌われてます

五話 ページ7

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落ち着け、まずは状況整理をしないと…
現状分かることは二つ

1 私は第五人格の世界に来ていて、何故か第五人格のようにサバイバーを操作できる

2 私の体は知らない女性になっていて、その女性の名前は"ソフィア" って言うらしい

とりあえずマーサに着いていくことにしよう
…はぁ、どうせなら新サバイバーとかが良かった。



部屋を移動すると、マッチング画面の部屋よりももっと大きなテーブルが目に入った
多分ここで食事とかをするんだろう

未だに信じられないけど、目の前の景色が嫌でも現実を見せてくる。本当に第五人格の世界に来ちゃったんだ…
目の前の光景を観察すると、サバイバー達が食事をとっていた


｢あら、マーサ。さっきの試合では助かったわ、ありがとう｣


いつの間にか後ろにいたウィラがマーサに話しかける
…待って私どうすれば良いの？
この荘園での私の立ち位置が分からない。
おまけに特質や自分の部屋すらもわからない

多分この体は別の人で、何故か私がその人になっている。ということはその人の口調・立ち振る舞いがあるってことになる。…マーサが驚いたりしていたのはそのソフィアって人と私が全然違ったから？

…不味いなぁ、ソフィアとかいうサバイバーなんて見た事ないし、その人の事なんて何も知らない
"他人を知ることは自分を知ること" っていうけど、他人も自分も同一人物なんですが…えぇ

自分を知る手段……サバイバーの情報を知る手段…
あ、そうだアレがあった。
日記だ日記。第五人格でも出てきた日記
あれなら何か手がかりがあるはず…

思いついたら即行動。早速ソフィア？の部屋に向かおうとする


｢…いや、部屋どこ｣


エウリュディケ荘園なんて名前しか知らないから中の構造なんて知るわけが無い。
知らない人の部屋なんて尚更…
どうしようかと悩んでいると、それに気がついたマーサが無表情で話しかける


｢どうしたのかしら｣


さっきから私(ソフィア)に対する態度が冷たい…
ウィラやトレイシーと話している時は笑顔だったのに
私と話す時だけすっと笑顔が消える

もしもこれからここで過ごすことになるのなら、その原因も突き止めないといけない
とりあえず何か言わないと


｢食欲がないから部屋に戻る…ね？わ？｣


…戻るね？戻るわ？どっちだぁああ！！


(…正直問いただしたいけど、それで機嫌を損ねたら最悪だわ。そっとしておきましょう)

｢そう、部屋は近いから一人で良いわよね｣


…一人でですか、はい

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