【第五人格】推し達に嫌われてます

二十三話 ページ25

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｢でも…薔薇ってどれくらいで咲くのかしら？｣

｢確か、苗からなら2ヶ月もあれば咲くなの！｣


…二ヶ月。長いなぁと思った
もしもエマとレインボーローズを作るなら、二ヶ月待たないといけない。
つまり、二ヶ月間この世界にいるということ

今は楽しいな〜って感じで過ごしているけど、ホームシックって言うのかな？いつかそういうのになりそう


｢…薔薇が咲いたら、一緒に作ってくれる？｣


眉を下げて、ちょっと心配そうに尋ねられる
…そんな風に言われたら、断れないじゃん


｢そう、ね。…約束よ｣


ごめんね。もしかしたらこの約束は守れないかもしれない。…なんて直接言えるわけもなく、私は静かに口を閉じた
そろそろ話題を変えよう、ボロが出そうだ


｢そういえば、今日の試合一緒だったわね｣

｢……その、ソフィアさんは…誰を指名するの？｣


当然の質問だよね
正直いくつか候補はある、けど本人に直接お願いしろと言われたら微妙なだけ


｢そうね…占い師・傭兵・祭司・曲芸師…この辺りかしらね｣


私が今あげたのは、環境キャラの一部。
機械技師も良いけど、最近弱体化が多くてロボの管理が重要になりすぎて困ってるんだよね…

すると、エマは一瞬顔を曇らせる
何かダメな点があったのかな？と思い質問する


｢ダメ…だったかしら？｣

｢いや、ダメというか…その、ナワーブさんは止めといた方が良いの｣


"ほら、前に色々あったから…" とだけ言って、言葉を濁らせる。本当はどうして？と問いたかったけど、何故か聞いてはいけないような気がして、"そっか" と呟いた


｢じゃあ仕方ないわね。それじゃぁ占い師に｢イライさんも……ちょっと…｣


私が言い終わる前に、再びダメだと言われる
絶対に何かあるよね…？
傭兵、占い師…二人の共通点…




＿私から言っても良いのですが……これは彼らに直接聞いた方が良いですね


彼ら？


その試合に出ていた四人のサバイバーですよ。
確かあの時のメンバーは…人形師・占い師・庭師・心眼で、傭兵を指定していたはずです。その四人の誰かに聞くと良いでしょう＿




リッパーが言ってた、ソフィアにハメられた試合
傭兵も占い師も…何なら庭師もその試合に参加している
やっぱりその試合で何かあったんだ


｢…ソフィアさん？｣

｢いえ…何でもないわ、ごめんなさいね｣


これは、思ってるよりも深刻そうだ
本当にその試合について聞ける日は来るのかな…
…もう既に挫折しそう

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