【第五人格】推し達に嫌われてます

十九話 ページ21

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1.お友達＿貴方は私の最高の友達
結論：一枚の写真
人形を抱えた少女が立っている

2.一方通行＿どんなに話しかけても貴方は答えない
結論：一遍の日記
人形は喋らない。けれど、家族が人形の声の代わりになってくれる

3.傀儡師＿日本という国は本当に興味深い
結論：
箱の中で動く人形はまるで生きてるよう
彼はしばらくここに滞在するようだ

4.憧れ＿私の人形は彼のように動かない
結論：一通の手紙
ソフィア、君の人形では僕達傀儡師のように操ることは出来ない。その代わり、僕達が君に日本について語ってあげるよ






｢…あ、これで終わりだ｣


手がかりは全部で四つしかなかった
多分、今まで真面目に試合をしたことが無かったんだろう

個人的に日本人が登場したのが意外だったな…いや、確かによく良く考えれば納得することもある

ソフィアの役職は "人形師"
人形師はあくまで人形を作るだけで操ったりはしない。
なのにソフィアは身代わりに選んだサバイバーを操ることが出来る
きっと昔、その日本人の男性に教わったんだろう


｢てか傀儡師(かいらいし)って何？｣


…は！こんな時のためのスマホがあるではないか
早速スマホを取り出してネットで調べる
第五人格の世界観に合ってない気がするけどそこはスルーしておこう


｢傀儡師…人形遣いの古称で、平安から江戸の幕末ぐらいまでやっていた。簡単に言うと人形を操る職業か｣


この背景推理から分かることは、ソフィアは子供の頃から人形が大好きで、家族と人形ごっこをしていた
そして、ある日日本の傀儡師が来て、ソフィアはそれに興味を持った。けれど、傀儡師の人形は普通のと少し違うからソフィアは出来なかった…って所か

好きな事を職業に出来るっていうのはちょっと憧れる
子供の頃はパティシエやプロの選手とかになりたいって子が多いけど、大人になるに連れて現実的な職業を考え始めるからね…


｢私も小さい頃は "Aね、魔法使いになる！" とか言ってたなぁ…懐かしい｣


昔の事を考えていると、突然睡魔に襲われる
朝からずっと緊張していたからかも…


｢…寝よう｣


明日はエマと庭で待ち合わせをしているからね…
明日に備えて寝ることにしよう

自分で思っていたよりも疲れていたのか、何度か欠伸をして、眠りについた







荘園の日記 最後のページ

あぁ、憎い。ナワーブ・サベダー、こいつだけは絶対に許さない。私は人間、『鬲泌･ｳ』じゃない
次の試合で思い知らせてやるわ

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