転生したら天才な彼から告られるって何事【ブルーロック】

９話 ページ10

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今日は屋上にきた


彼女はたまに屋上にくる。俺よりは少ないけど




雨「あ、一人落とした。多分そっち裏から回ってる」

凪「お〜」





名前も知らない彼女とゲームまでするようになった。彼女は結構飽き性らしい。俺と一戦付き合ってくれるけど、飽きた時は飽きたと言ってすぐやめたりする





凪「······(まあ、別にソロプレイの方が慣れてるし)」




チラッと、横目で彼女を見るとスマホと睨めっこしてるかのごとく必死に敵を撃っていた





雨「ちょ、もうそろ守るのキツい」


凪「あ」




スマホに視線を戻してみると、彼女が俺を守りながら敵を撃っていた
それをすぐさま援護する



なんなく勝てたら、やっぱり飽きたのかすぐやめた






凪「······」





生きてきてあまり人と関わろうとしたことない。面倒くさいし、でも







雨「······」







あの日助けてくれた小さい変な女の子、この子とは一緒にいて楽······それに、なんかよくわかんない気持ちになる




うーん·······考えるのはやめよう




というか、小さい変な女の子って長い······




凪「······ねえ」


雨「ん？」




凪「名前、なに？」





普段の俺なら聞かない。でも、この子だしまあいいやってなんとなく思った




雨「······響乃雨」


凪「長いから、雨でいいや」





雨「······キミは？」


凪「········凪誠士郎」



雨「長いから、凪くんね」





その日、俺たちは初めてお互いの名前を知った

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