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川縁のテラスに出て、人がまばらなのをいいことに特等席になってるソファー席を男二人で占拠
「あ〜、風が気持ちいい〜。荒んだ心が洗われる〜！なー、トッポ〜」
「そお？…俺はまだ腹の虫が収まらんのやけどっ(怒)」
「ははっ、さっきと逆やな」
「ほんまに。なんてったってカフェラテがカプチーノになってたもんな」
「見てた？…あかんのよな、あーいう自分勝手な女。自分だけ良けりゃいいって子」
「それは、僕もや」
「せやよな！話聞いてる限りじゃー大した仕事もしてないくせにキチンと仕事してる人捕まえて『トロいヤツ』に『バカ上司』ってどんだけ自分棚上げよって！あー！思い出したらまたイライラしてきたっ！」
「お、いいぞガム。その調子！」
「はっ、…あかんあかん。こんなんで怒ったら損するだけでなんもいいことない」
「…ちえっ、怒らんのかい」
「逆にまだ怒ってんの？」
「当たり前！」
「なんでー？」
「自分だけ楽するヤツなんか地獄に落ちたらええって思うから
「ひゃー、トッポこわ。くわばらくわばら…」
『お待たせしました〜。カフェラテとクリームソーダです』
「いよ、待ってました」
「ありがとう」
『ごゆっくりどーぞー』
「…とりあえず今度は泡だらけにせんと美味しく頂こうっと」
「僕もアイス溶けんうちに食べよ」
「では、いただきます」
「いただきます」
「「ん♡」」
「おいしーなー♪」
「…甘いもん食べたら、落ち着いてきた///」
「あはっ、単純やなトッポー！ww」
「そうかな？」
「そーやよー。ま、トッポの笑顔見て俺も落ち着いたけどな〜///」
「そうなん？」
「うん。あーーー、なんであんなにイライラしてたんやろってアホらしなってきた。こんなんやったらジョニーに変なこと吹き込まんかったらよかったなー」
「え、いつ、何言うたん？」
「あ、いや、…その〜。ま、いいやん♪ジョニーが情報聞き出したらジ・エンドなんやし。…とりあえずこの綺麗な川に名前が変わったモンが流れんかったら、それでいいかな〜ww」
「なにそれ？」
「ドザエモン。なんつって〜ww」
「…あぁ(汗)」
優しい眼差しで微笑むガム
それを見て僕の背中に冷や汗が流れたんは、アイスのせいでは無いと思う
end
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作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年10月5日 22時
