8UPPERSのセカイ（eight） (ページ26)

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「どうする？俺、そこの神社に行くつもりやってんけど」

『まさかの神社？！』

「うっさい！(汗)…でも、神社まで砂利道続くし階段もあるから歩くん辛かったらヤメてもええで。このまま送ってったるし」

『いや、ご迷惑ついでに私も行きたいです』

「大丈夫なんか？」

『だって、私にも関係あるトコだって聞かされてるから気になるし』

「…わかった、じゃ、」

Aのリュックを奪って肩にかけてから、手を貸してやって立たせてみる

「行けそうか？」

『…ハイ、なんとか。行きましょう♪』

おわっ！！

…貸したった手ぇを強く握られた。

恥ずかしいからイヤやけど、怪我人やし、むげに離されへん！もー///

「……い、行くで？///」

『はい♪』

仕方なく手を繋いだままAの歩幅に合わせて参道を進み出した

『…街中なのに静かなトコですね？』

「そうやな、いつもあんまり人居らんしな」

『へぇ…、緑も多くていい場所なのに勿体無いですね』

「やろ？！上まであがったら、見晴らしサイコーやし、ほら、階段頑張れ」

『うわぁ、…やっぱり焦点が微妙に合わないかも(汗)』

「そっちの手も持ったるから、つま先であたり確かめてから体重かけて登れ」

『はい、頑張りますぅ(涙)』

「泣き声だすなやっ、ゆっくりでええし」

『…はい。でも、これって軽く介護ですよね？ww』

「笑ってんな、集中しろって！」

『えへへ//』

「もう！」

泣いたり笑ったり、忙しいAの手をしっかり握って、途中休憩を何度か挟みながら、やっとのことで登り切った

『はぁ、…はぁ、怖かった。けど、楽しかったです(笑)』

「そら、良かったな///」

ココからは石畳みが敷いてあるからひとりでも歩けるやろ？って、いつのまにか恋人繋ぎになってた手を離すと、軽くなり過ぎて変な気分…//