鶴が七十九羽 ページ9
彩音side
今日は朝から皆が騒がしい
何事かと聞けば『内緒』と返される
とうとう私は信頼されなくなったか
部屋で書類を片付けていたら
堀川と江雪がやって来た
『余程の事が無ければ部屋を出るな』と言われた
それに加え、江雪を見張りとして置いて行った
彩「なぁ江雪」
江「何ですか?」
彩「一体何があるんだ?」
江「…」
江雪は私をじっと見た
え、何?
私は何があるか聞いただけだぞ
江「秘密です」
彩「結局それか」
すれ違う皆に聞いても何も返ってこなかったのだ
江雪に聞いたところで
結局、結果は同じだとは思っていた
彩「甘い物が食べたくなった、厨に行く」
私がそう言って立とうとすれば
江雪が唯一の出入口を塞いだ
な ん で だ
彩「厨に行くだけだぞ?」
江「私が取りに行きます、部屋で待っていてください」
彩「いや、別に…」
江「待っていてください」
彩「わ、分かった」
江雪の威圧が怖くて了承せざるを得なかった
結果的に、江雪が厨までお菓子を取りに行く事になった
厨は立ち入り禁止か?
私は厨で爆発を起こしたり
火事を起こしたり、殺人現場を作った覚えはない
それどころか、不味い料理も作った事ないぞ
毎回の様に厨に行かせてもらえないけど
江「これで良かったですか?」
江雪が持って来たのは
どら焼きとこし餡団子
最近、餡子が多いと思う
彩「嗚呼、構わない」
江「あまり、食べすぎないで下さいね」
彩「お前は私の親か」
江雪は私に対して少し過保護な気がする
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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