鶴が九十二羽 ページ22
「よぉ光坊、倶利坊は起こし終えたぞ」
燭「有難う鶴さん!此方も手伝ってもらえる?」
「任せておけ」
俺は光忠に頼まれて料理を運ぶ事にした
厨当番の歌仙、堀川、光忠が料理を盛り付け
長谷部、巴形、俺で料理を運ぶことになった
長「光栄な事だ、新しい仲間に戦術を教えるという事は」
巴「お前は打刀だろう、どうせなら薙刀に教えてもらいたいものだ」
長「巴形貴様…押し切られたいか!?」
「辞めないか二人共、喧嘩よりも料理を運ぶのが先だろう、それに今は主だって留守なんだ」
長「止めるな鶴丸!俺は此奴に対しての怒りが収まらない!」
巴「貴様もいい加減、俺に主を譲ったらどうだ?」
長「断る!」
「飽きないな君等は…」
仲が良いのか悪いのか
見る限りでは悪すぎるとでも言っておこう
時が経てば和解してくれると望むが……
「主がこの光景を見れば、呆れてしまうかもしれないな」
長「なんだと?」
「主は二振りに期待しているんだ、その期待している奴等が喧嘩なんて、呆れて物も言えないだろうな」
俺がそう言えば
二振りは考え直したのか
一時休戦になった
これ以上喧嘩してたら
厨組が大激怒だったんだぞ
俺まで巻き添えは御免だ
そこからは二振りとも黙って料理を運び出した
燭「やっぱり年長者の威厳って凄いね」
歌「嗚呼、助かりました」
堀「流石鶴丸さんですね!」
「褒めても何も出ないぞ?」
燭「後で何かすいーつ作ろうか」
「なら俺も手伝うぞ」
燭「……(主の言っていた『ちょろ鶴』ってコレなのかな…)」←
「光坊?どうかしたか?」
燭「何も無いよ」
今一瞬、光忠が俺をガン見してた気がした
俺の顔に何か付いてたか?←
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カノト(プロフ) - 真紅さん» 有難うございます!あんな感じで良かったのか不安でしたが、満足頂けて良かったです! (2017年12月2日 21時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - カノトさん» 拝見させていただきました。 凄い、こう、間極まって言葉が出てこないんですが、凄く良かったです! ありがとうございました!これからも応援しています! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
カノト(プロフ) - 真紅さん» リクエスト有難うございます!確かに本編じゃまんばちゃんとの絡みが未だ無いので頑張らせて頂きます! (2017年12月2日 19時) (レス) id: a01b9f2740 (このIDを非表示/違反報告)
真紅(プロフ) - まんばちゃんとの絡みが見てみたいです。一気見しちゃうくらい面白いです!寒くなって来たので御自愛ください。 (2017年12月2日 18時) (レス) id: a4c5690381 (このIDを非表示/違反報告)
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