再会1 ページ8
みんなに会いたいなーって思ってから早1週間
俺はキッチンで夕飯の準備をしていた
ユウゴはなんか…監視カメラの映像が見れる部屋
俺とユウゴが1番最初にあった部屋にいる
ユウゴは何かとそこにいることが多い
あそこ好きなのかな
とりあえずちゃっちゃとご飯作っちゃおう
そう思って材料を煮込んでいた時のことだった
『＿＿＿＿＿＿＿えっ』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
レイside
7日前に脱獄してきてようやく辿り着いた
B06-32地点
ここまで家族を誰も失わずにここまでこれた
そして問題は目の前のコイツ
シェルターに先客がいるとはな
このオッサンがまずは敵か味方か
聞いてみる所ミネルヴァさんではないらしい
そして約13年ミネルヴァさんは現れていないと…
「それで今仲間の人達は？」
エマが聞いた
「死んだよ」
「ああ〜っ暗くなるな暗くなるな」
「全部昔の話しだ」
「それよりお前らは？何者だ？」
「あ、俺たちは＿＿＿」
「待った」
「【グレイスフィールド出身】で
【7日前に逃げて来た15人】とかそういうのは結構」
「見りゃ分かるし既に知ってる」
【7日前】【15人】
そんなことまで分かってるのか
「問題はなぜお前らみたいなど素人のザコが15人全員1人も死なずに生き残っちまっているのかって事だ」
「いいか？ここはシェルターだ」
「食用児みんなの」
「さっきも言ったが水・食料・部屋全部揃ってる」
「だが限りがある」
「俺は自分の取り分が減るのは嫌だ絶対に」
「俺は先輩だ先着順だよここは俺の家俺だけのモノだ」
「それからお前らは死ぬ
どうせ死ぬ
いずれ死ぬ
確実に死ぬ」
「弱いからだ」
「死の淵に立ったこともない」
「そのくせ基礎の基礎だけを僅かに齧った程度で生きていける気になっている」
「無知でめでたいザコそのものだ」
「まだアイツの方がマシだな」
アイツ？他にも人がいんのか？
でもさっき死んだって…
いや…全員死んだとは言ってなかったな
コイツの他にも生き残りがいんのか？
＿＿＿＿＿＿＿＿エド
いや、まさかな
でも、もしかしたら…
「13年、俺は学んだ」
「生き残るすべを」
「ムダを省くことだ」
「仲間＝ムダ
希望＝ムダ
情け＝ムダ
全部ムダ」
「そんなことない！！」
「いや、ムダだ」
ハッと気づいた時には遅かった
オッサンがエマの額に銃口をくっつけていた
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作者名：81194エド | 作成日時：2023年1月12日 18時
