188.ね？ ページ8
「蹴るのはひどいと思います。」
無一郎はブーブーと文句を言いながらも、私が焼いた卵焼きをパクパクと食べている。
『全部無一郎が悪い…。』
無一郎のお腹周辺を蹴った後、痛みに悶えている彼を他所に、パパッと着替えた。
そして、無一郎は相変わらず上半身裸。
「だって、朝起きたら目の前に、下着姿のAがいるんだよ？
据え膳食わぬは…でしょ？」
『……早く食べないと、お皿没収するからね！』
「あー、それはダメー。」
慌てて食べている無一郎にクスッと微笑みかけ、スマホを見た。
午前8時20分。
もうそろそろ出ないと、1時間目の席の確保が…。
ソファーから立ち上がると、無一郎の箸が止まった。
そして、「どうしたの？」と声をかけてきた。
『そろそろ行くね。
一番前の席は嫌だ…___「俺も行く。」
そう言った無一郎は、朝ご飯を口の中に流し込んで、もぐもぐもぐもぐ。
『え、何で？』
「………っだって、行く途中で東雲に会ったらどうするの？」
急いで飲み込んだ無一郎は、お茶を飲む前にそう言った。
私はキョトンと彼がお茶を飲むのを見つめていた。
『いや、さすがに会わないと思うけど…。
そもそも、大学違うし。』
「分からないよ、そんなの。」
『まぁ、そうだけどさ…。』
そうだけど、そんな確率ほぼゼロに等しいと思う。
向こうも向こうの生活があるわけだし、この近辺に現れたら本当にストーカーだ。
さすがにそこまでは……。
一緒に行くのを渋っている私の様子を見て、無一郎はスッと目を細めた。
そして、私の肩をトンッ…と押し、ソファーに押し倒した。
「一緒に行かないと、ここで襲うからね。」
『…はい？』
……服の中に手が入ってきたぁぁぁ！
本気だ、この人ー！！！
『分かった、分かったから抜いて！』
「抜きたいけど…俺の理性が……ね？」
『��ね？��じゃなくて…！』
ということで、一緒に行くことになりました…。
あ、手は私が無理矢理抜きました。
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ひろか - あーー！もーー！興奮が収まりません！ちょくちょく出てくる原作の台詞とかもう最高でした！刀鍛冶編の「おい、いい加減しろよ、クソ野郎が。」の台詞には赤面でした！刀鍛冶編で、私の中で、top3には入る台詞だったのでもーあーあーって語彙力がなくなりました。 (3月9日 0時) (
レス) @page47 id: 57ea2d5713 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 海斗から助けた所がものすごくかっこよくてもっと無一郎の事好きになりました♥️ (2023年5月8日 11時) (レス) @page44 id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 完結おめでとうございます！！（終わってほしくないよぉぉぉぉ）とっっっっっっってもオモシロかったです！！ (2021年6月8日 14時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
むむいむい君 - 完結おめでとうございます。いやもうマジで無一郎最高すぎる終わらないでーー (2020年12月12日 2時) (レス) id: fa7814fbb8 (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - 完結おめでとうございます！あの...また新しく無一郎くんの小説書いてもらえますか？ (2020年11月21日 3時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年8月9日 19時
