198.ホテル ページ18
「ねぇ、ベッド 大きいよ。」
何で？
「ライトの色も変えれるし。」
何で…！？
「A？」
『何でホテルなの！？』
ベッドに寝転んでいる無一郎に、カバンの中に入ってあったタオルを投げつけた。
さすがにカバンは当たったら痛いだろうという、私の優しさだ。
そう。
肩に腕を回されて連れてこられた先は、まさかのホテルだった。
もちろん入口で駄々をこねたけど、「後できちんと理由話すから、お願い。」と言われ、折れてしまった…。
あざといのはダメだよ、無一郎さん…。
「一緒に寝転ぼ？」
うつ伏せでいる無一郎は、手を伸ばして私の手首を掴んだ。
そんなかわいく上目遣いで見つめられても、知らない！！
私はブンッと腕を振り上げ、無一郎の手を振り解いた。
そして、サササッと後退りをした。
『理由あるって言ったから、仕方なく入ったんだからね！？
そういうのやめて！』
「え？
そういうの期待してたの？
寝転んで話そうと思ってたのに……すけべ。」
カァァァッと顔が熱くなる。
最低、はめられた、最低。
��絶対にベッドになんて行くものか��と決意した私は、近くのやたら大きなソファーにドカッと座った。
「すねちゃった？
かわいいね。」
『あーあー、聞こえなーい！
理由を言ってくれるまで、聞こえなーい！』
私は両手で両耳を塞ぎ、無一郎に背中を向けた。
でも、彼がこちらに近付いてくる足跡は鮮明に聞こえるもので…「冗談はここまでにしとくね。」
すぐ後ろから声が聞こえたかと思うと、後ろからギュッと抱きしめられた。
場所も場所なので、ドキドキがえらいことになっている。
「実は、Aがバイトに行っている間、東雲と会ってきたんだ。」
………はい！？
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ひろか - あーー！もーー！興奮が収まりません！ちょくちょく出てくる原作の台詞とかもう最高でした！刀鍛冶編の「おい、いい加減しろよ、クソ野郎が。」の台詞には赤面でした！刀鍛冶編で、私の中で、top3には入る台詞だったのでもーあーあーって語彙力がなくなりました。 (3月9日 0時) (
レス) @page47 id: 57ea2d5713 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 海斗から助けた所がものすごくかっこよくてもっと無一郎の事好きになりました♥️ (2023年5月8日 11時) (レス) @page44 id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 完結おめでとうございます！！（終わってほしくないよぉぉぉぉ）とっっっっっっってもオモシロかったです！！ (2021年6月8日 14時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
むむいむい君 - 完結おめでとうございます。いやもうマジで無一郎最高すぎる終わらないでーー (2020年12月12日 2時) (レス) id: fa7814fbb8 (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - 完結おめでとうございます！あの...また新しく無一郎くんの小説書いてもらえますか？ (2020年11月21日 3時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年8月9日 19時
